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もり氏
2020.12.30 Wed
年末にする大掃除。それを毎回阻むものがあります。それがこれ。
クレジットカードのVISAの広報誌。毎年の大掃除で捨てるに捨てられず、溜まっていく一方。しかも思わず読んでしまう。何かと言うと(以前も紹介したことありますが)沢木耕太郎の「感じる写真館。」
深夜特急という超絶に面白いノンフィクション小説を書いた小説家です。深夜特急はバックパッカーとして世界中を旅する沢木耕太郎に起こる事件を描いたもの。この人がまた好奇心旺盛と言うか無茶するので見ててハラハラするのですが、自分もバックパッカーになってみたくなる、そんな素敵な小説です。
この感じる写真館は彼が世界中で撮った一枚の写真に短いエッセイをつけたもの。
ウィットに富んだものあり。郷愁を誘うものあり。人生を考えるものあり。写真も上手ですが、技術というよりはその切り取り方が巧みで、更にその情景の奥に潜む物語をエッセイで語られてしまうので、たった2ページなのに、惹き込まれてしまうのです。
このエッセイの処遇をどうするか考えたり、内容を見たりしているうちに時間が過ぎ去り、とりあえず棚に戻して保管・・・となってしまうのです。今年こそ切り取りって保管するのか、写真にとって保存するのか、思い切って処分するかを決めたいと思います。
今回引き込まれたのが、この”わかるかな?”という題名のエッセイ。
ヘルシンキにあるアテネウム美術館にある油絵なのですが、実はこれがムームんの原作者であるトーベ・ヤンソンの作。随分ムーミンとは違った画風だな、とページを閉じようとした最後に
「よく見ると小さなムーミンがそっと描き込まれているではないか!」という文字が。
わかるかな?
—
この写真でもなんとか確認はできるけど、しっかり回答を知りたい方はこちらのページにあったので見てみてください。
でも。せっかくだからこの写真をしっかり眺めて探してみても良いかも。僕だって探すのに3分ぐらいはかかったのだから。
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