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2021.04.03 Sat

もり氏

ボクのしごとの大きな転換期。(最後に人材募集もあり!)

4月になりましたね。これから新人として社会に出る人も多いのかな。というわけで、僕の新人時代の思い出をちょっとだけ。


新卒で入った会社は国際電話0061の会社で、3年目を迎え「残業しない、公私の区別をきっちりする会社員」を目指してました。

「今後、国際電話の専業会社は無くなる。」という会社の危機感から新規に立ち上げられたインターネット部署がありそこの営業部に放り込まれてました。「マルチメディア担当」という今思えば意味不明な肩書までつけられて。

当時の通信会社はイケイケで優秀な人が多かったのですが、その部署がまた新規事業に社運をかけて、英語喋れるは、旧帝大出身者ばかりの、これまた優秀な人が多かったのです。(ちなみに隣の営業部の二個上の先輩が今のPAYPAYの社長ですww)

その営業部を率いていた中村さんという竹中直人似のボスが、めちゃくちゃできる人で、とぼけた顔して、ものすごいでかい商売を取ってくる。たまに当時の巨人NTTとかを倒してきたりする。しかも通常メニューにはないものばっかり。営業とはメニューを売るのではなく、メニューを作るのだ、というのはそこで叩き込まれたのでした。

中村さんの口癖は「もりー、お前、勝手に約束してこいよー。」というもの。

勝手にディスカウントでも、なんでも良いからお客にコミットして契約取ってきちゃっていいよ、ってこと。

「なかむらさんー、すみません。でも、僕もう約束してきちゃいました。」って言えよ。と笑いながらよく言われました。

今思えばこれがまた非常に良い訓練になりました。もちろん当時からそんな大それたことやってやろう、って思ってましたが、新人の自分ではなかなかその覚悟が決まらない。約束したいけど、そこに自分なりの裏付けが無いと約束できない。

当然勝手な約束で受注取ってきたら、中村さんを説得する材料が必要で、そこに自分なりの論理づけがなければそんな約束できませんから。

つまりは勝手な約束にはその説明責任が伴う、ということで、常にその提案における裏付けのロジックを考え続ける訓練がされたわけです。

そして次の転機は三浦さん。隣の部署である企画部の先輩で(あのまま行ったら社長にもなれたんじゃないかな)非常に頭の切れる人。その人とはウマも合いかわいがってもらってたのですが、なんとなくオフィスで議論になりました。

「僕は公私をしっかり区別したい。夜中まで残業するなんて馬鹿げてる。」

「でもさ、もり、お前、仕事できるようになりたいんだろ?いくら自分が優秀だと思ってても同じぐらい優秀なやつって世の中にいっぱいいるよな?」

「はい。」

「そいつらがお前より時間かけて仕事してたら、まず仕事量で負けるよな?5年後はどうなってるの?仕事力で差がつくよな?時間かけてるやつの方が強くない?」

「・・・・。」

言い返す言葉もありませんでした。

これで自分の中でなにかが変わりました。次の日から。(影響されやすいww

自分はそこそこ優秀だとは勘違い含めて思っていましたが、たしかに大学や高校の同期で話を聞いてても、自分より時間も覚悟も頑張ってるやつはたくさんいる。そいつらに今のままで勝てるのか?

もちろん勝ち負けではないけども、でも5年後、10年後に大きい仕事をしてたいし、楽しい仕事をしていたい。その位置にこのままつけるのか?いくら要領良く達振る舞ったって、圧倒的な練習量には負けるのはスポーツ競技で身を持って学んでいましたし。

都立高校のバスケは私立にはなかなか勝てない。圧倒的に練習量が違うから。もうなんかその悔しさを味わいたくないな、って思ったんですよね。ならやれるだけやってやるか。若いうちだけでも。

今も変わらず、商社、金融、コンサル、官僚、ベンチャーなんかの若手は多分、恐ろしいほど働いている。その間に確実に力を蓄えながら。

この2つの出来事は今でもふとした時に自分の仕事力の基礎を作ってくれたな、と思い出します。

その他にも僕の営業スタイルを一晩で大きく変えてくれたITO氏とか、イケてる外資系ビジネスマンを演出するのがうまいMさきさんとか、裏の顔があるはずなのに絶対正体を表さない(いい意味で)クールなMガミさんとかの影響を受けた方は、他にも幾人か思い出しますが、それはまた別のお話として。


と、こんなことを会社内で部下に話せば(部下しかいない)、パワハラになる世の中ですから、BLOGとして書きしたためてみました。

ちなみにこの話は「俺はもっと仕事ができるようになりたいんだ!」と僕に向かって言い放った若者スタッフに向けてます。いいぞ、頑張れ。

こういう話って昔は上司に酒に連れてかれ8割自慢話、残りの2割は若者への説教みたいな中に散りばめられていた話だったよな、と思います。当時の僕らはそういう場を「ち、うぜーな♡」と思いながらも、せっかく時間使うんだからその中で少しでもためになる話を拾い上げて、腹に落として育ってきたものでした。

今はそういうのは、うっせーうっせーうっせぇわ、になるのでやらないようにしていますが、そういう”理解した風”な僕らの態度が問題なのかもしれない、とも思い始めたり。

 

人材募集のお知らせ

さて、そんな仕事論はさておき、人の募集を開始します。

特に欲しいのはリアル店舗を運営できる人とECのプロフェッショナル(ITマーケに精通してる人でもいいです。)ですね。すべて経験者のみでお願いします。

店舗に関しては、これから役割が大きく変わっていくと思います。今までのように来たお客様を接客して販売できれば良い、と思うような人はうちにはそぐわないと思います。集客はマーケに任せて、仕入れはバイヤーにまかせて、みたいな考え方の店舗スタッフって今後は不要になると思うので。

これからは個の時代。スタッフ自ら店のコンセプトや仕入れにも口出しするぐらいの気概が無いとだめです。これからは今までのようなショップスタッフという職種はおそらく無くなるでしょう。

こんなしちめんどくさい僕の下でガミガミ言われたい奇特な人、ぜひ応募してきてくださいね。お待ちしております!

この記事を書いた人

モリ

波乗り+バスケ+自転車+バイク+ファッション+LOVE=LIFE  好奇心旺盛、なんでもやらないと気が済まない!!

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