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もり氏
2014.06.19 Thu
Amazon凄いなぁ。
Amazonから発売されるスマホのスペックを見て、そのしたたかさな戦略に感心しました。
これ、目的はfireflyの導入ですよね。オブラートに包んでますけど。他の機能は全てデコイだ。
ZOZOが出したWEARというアプリもバーコードで商品読み取る機能がありましたが、今のところあまりうまくいってないようです。主に店舗側からの反発に原因があるとされていますが、一方でユーザー側にアプリをインストールさせて、使いこなさせるまでにはかなりのコストと労力がかかります。
ECサイト側としてはオンラインであろうと、オフラインであろうと買い物をする時にいかに自分のサイトで検索してもらうか、またそれを習慣化させるか、が大きなポイントですから、個別にアプリを出したりしています。(とりわけオフラインでの囲い込みを図りたいと思っている。)
ただそれって、逆にユーザー側から見ると、
・わざわざ新しいアプリを入れる手間とその効果の不透明さ
・ECサイトのアプリって買わされるために入れるような抵抗感
などのハードルがあって、浸透するのは難しい。
そこでAmazonはそのアプリをスマホにバンドルしてリリースすることで、囲い込みをはかってるんだろうな、と。Kindleの成功の次の展開。
Amazonからしたら、スマホのコストもプライム会員の無料サービス(1年分)も、結果、ショッピング利益で賄えれば問題ないわけで、携帯通信業には本当は興味ないでしょうね。
まずは周りの反抗を喰らわない程度の価格で「スマホ業界へ参入」という言い方をしているのですが、そのうち採算とれると踏めば、大幅な値下げもしてくる。
それが進めば、そのうち携帯通信業界自体がなくなるかもしれない。(僕の新卒の会社である国際電話専業の会社も、ローカルキャリアと呼ばれる通信業者もこんなに早く衰退するとは誰も思わなんだ。)
とりあえずはスマホという現在ある大きなマーケットで商売をし採算をとりつつも、その裏でしたたかに本当の狙いを推進していく。この一石二鳥大作戦は、ビジネスにとって一番大事な事。さすがだなーと思いました。
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TOKYOlifeではAmazonが取り扱いする物は基本的には扱わない方針なので、小売店としては競合ではありませんが、彼らが取り扱う商品が増えるほどうちの扱える商品が減る、と言う意味では競合です。
ブランドが確立され、注目度が高い時に、売るだけの機能を求めるのであれば、ECサービス(配送スピードや決済手段など)に優れたAmazonやZOZO、楽天などで販売した方が良いでしょう。うちみたいな中規模ECサイトが、その領域で勝てるわけもありませんから。
ただ考えておかなければいけないのは、ブランドがその名前だけでは売れなくなった時に、彼らは売上がしぼむブランドにはなにもしてくれないこと。お店自体にお客さんがついてるわけではありませんし、そのあたりはしたたかに考えた方が良いですね。
最近のアパレルブランドで中規模店舗、地方の個店に背を向け、大規模のみに注力するところがたまにありますが、僕は考えなおしたほうが良いと思っています。
というわけで、僕はAmazonスマホは買いません!
#ちょっといいなー、なんて思っちゃったんだけどね。
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