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2017.04.22 Sat

ASSOS PROSHOP TOKYO WEST

ギュッと凝縮されたギミック。これは、ズルい。


今季の目玉アイテムとして登場したSS.EQUIPE JERSEY(エキップジャージ)

今シーズンからBMCのスポンサードも行なっているASSOSですが、そのBMCメンバーが着用しているジャージのベースになっているものこそ、このエキップジャージなのです。

表面のデコボコしたこの模様。まるで魚の鱗のようです。これにより、ベースレイヤーや肌との接地面積を最小限にし、汗を効果的に外に排出するようになっています。

かなり薄手の素材を使っているのが、この写真でお分かりいただけるのではないでしょうか。

また、背中側には立体的に編み込まれたメッシュ素材を使用することで、太陽光が届きにくい仕組みに。背中の日焼けを気にしなくても大丈夫なのです。これは、SS.campionissimo jerseyから受け継がれるスペックです。

袖口部分は、圧着により腕へのフィット感がかなり◎バタつきを抑える効果もあります。


そして、今季のジャージから新たに採用されたのが、このバックポケット内の「折り返し」の仕様。

バックポケットの上部に折り返しをつけることで、ポケット内の荷物が外に飛び出しにくくなるよう、工夫が施されました。

一般的なサイクルジャージのバックポケットにスマホを入れると、普通はこの状態ですが

このジャージの場合は、折り返しが付いていますので、

指で差しているところにスマホが収まっているのです。

また、このジャージに関わらずですが、特徴的なのが袖の付き方。

分かりやすくするため、袖の中に緩衝材を入れてみました。ロードバイクの乗車姿勢って、腕が体の前に来ますよね。ASSOSのジャージは、袖が「前振り」となっており、着用時に自然と腕が前に出るようなパターンが施されているのです。

なので、平置きすると袖が自然と前に折りたたまれるような感じになるのです。

逆に、Tシャツのように袖を広げて置こうとすると、胸の部分にシワが入ります。前傾姿勢を前提に作られたジャージだからこそ、こうなるのです(なので、採寸がいつも大変!と言われます・・・)


そうそう、このジャージの袖部分にはモノグラムのデザインが入ってますが、白抜き部分はASSOSロゴだったって、気づいていました??

遊び心も取り入れながら、常に最先端の素材・技法を私たちに提供してくれるASSOS。現在BMCの選手たちが着用しているウェアの中には、今のラインナップにはない、明らかにプロトタイプと思えるようなものも見受けられます。

©BMC Racing Team/BMC

これはシェル素材のジャージ、といったところでしょうか。プロ選手が着用したフィードバックをもとに、良質なプロダクトが生み出される理由は、ここにあるんですね。

今後のBMCとASSOSからますます目が離せません!

 

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この記事を書いた人

オガワ

自転車が好きすぎてTOKYO WHEELSで働き始めてしまった自転車バカ(坂バカ)。今ではお店に立つことはほとんどなくレアキャラ化しており、基本的には中の人として仕事に従事。様々なサイクルウェアブランドの仕入れを行い、実際に身に着けて走る中で、それぞれの良さを見つけ出し情報発信し続けていく。

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