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TOKYO WHEELS Osaka
2019.06.21 Fri
スイスエンジニアリングが生んだテック系シューズ、On(オン)。
ロードランニングモデルが人気ですが、何故かトレラン系はややマイナーな存在です。ほんまなんでや。
何を隠そう、僕とオオミヤは真っ先にトレランモデルを買いました。マーケティング部のヨシザキも確かそうだったはず。
だってカッコいいんですもん。
※このカラーはもうありません。。すみません。。
このトレイルランニングというカテゴリでデザインに定評あるブランドと言えば、ひところセレクトショップでも良く見掛けたスポルティバやinov-8、定番のALTRA、新参のHOKA ONEONE、そしてOn、あたりかと。
この中でOnが最もまとまったデザインを持ち、ファッションアイテムとしての使い勝手も良いと断言します!(※もちろん主観です)
良くも悪くもガチャガチャしたデザインが多いですから、このカテゴリって・・・。
そんなわけで本日は、トレランシューズ、代表格の2モデルにスポットを当ててご紹介しますよ~
その名はどちらも「Cloudventure(クラウドベンチャー)」。
1.従来モデル(僕とオオミヤはこっちを使用中。)
防水モデルもあります。
まずは動画レビューでリアルなインプレに触れてみましょう~
海外のRun系YouTuberでは大手のTheGingerRunnerさんによる動画レビュー。※英語です
そして、つい数日前にアップされた、アメリカの山系ショップさんの動画レビュー。
もちろん英語です。(笑)
僕は半分も聞き取れませんでした!(笑)まー雰囲気だけでも。。。
・・・日本のRun系ブロガーさん達の評判もそうですが、海外でもかなり評価が高いようです。
かのLUNGEやビルケンシュトック、トリッペンを生んだシューズ大国ドイツをお隣に持つスイスは、その文化もドイツの影響を色濃く受ける国家。
そしてかの「スイスアルプス」を有する山岳国です。
恐らく舗装路に負けないくらいの面積でトレイルが存在し、それゆえにハイレベルなシューズが生まれてくるのは必然なんでしょうね。
トレイルに行かない人にこそ!
トレランシューって、履いたことが無い方が持つイメージはきっと「特殊な履き心地の、使いどころが限定されるシューズ」じゃないでしょうか。登山用のアプローチシューズみたいな。
そういうのも世にはもちろんあります。ですが、Onの場合はそうじゃないです。履き心地は完全にスポーツスニーカーのそれ。
味付けとしては、従来モデルはよりロード用ランニングシューズに近く、2019年登場モデルはよりトレイル向きのしっかりめの踏み心地となっています。
そしてデザインは、トレイルに行かない人が履いても違和感を感じさせず、それどころか抜群にお洒落。
自転車シューズとしてはどうなの?
Onはそもそも、サイクルシューズとしてセレクトしたブランドではなかったり。あくまでファッションアイテムとしてのご提案なんですよ。
とは言え、自転車での使用感が気になってしまうのはサイクリストのサガ。
まず、ウチで取り扱っている全Onシューズの中で、両Cloudventureは最も自転車向きです。
で、完全な主観ですが、自転車に乗っていて都合が良いのは従来モデルかな、と思いました。自転車のアウトソールは薄い方がメリットが多いからです。
↑従来モデルのソール
↑2019年登場モデルのソール
例えば私、昨年まで、極厚のソールで知られるHOKA ONEONEのランシューを良く履いていたのですが。
歩行は良くても、自転車に乗るとどうもしっくりこない。
ソールが分厚いので「踏み感度」が悪く、操作性がいまいちなんですね。
また、厚すぎるソールがクランク長とのバランスをおかしくしてしまい、ペダリングしたときに腿が上がりすぎちゃうという。
19年登場モデルのCloudventureは、そこまでアウトソールの厚みはありませんが、やはり、少し薄めの従来モデルの方が自転車向きな感触です。
それと、細かい事なんですが。
従来モデルは、シュータンのブランドタグが外側に偏って取り付けられてます。コレがなんともカッコいい。
私もそうなんですが、甲高な人って、タグが真ん中についていても甲に押されていずれ内か外に偏ってしまうんですが、最初から偏っているのであればそれも気になりません!
トレラン&アウトドアシューズとしては?
トレランやトレッキング、キャンプなどアウトドアアクティビティでは2019年登場モデルの勝ちですね!
あくまで主観ですが。
というのも、19年登場モデルのCloudventureは、他のどのOnシューズよりも難産だったらしいんです。
ソールの開発に非常に苦労があったとのこと。
Onのアウトソールと言えば「雲の様な」と形容されるゼロ・グラヴィティ・フォームの「CloudTech」が売りですが、従来モデルではこれを採用しなかった。
恐らく、登りよりも下りの方がはるかに大きい脚の負担軽減のため、そちらへの対応力を優先させたタイプの「CloudTech」を採用したようで↑。
参考:バカ売れのロードモデル“Cloud”のアウトソール形状↑。Onの代表的ディテールであるこのCloudTechを封印したんです。
ですが、2019年登場モデルのCloudventureでは、とうとうロードランニングシューズと同じタイプの「CloudTech」を採用することに成功。
CloudTechとのバランスを取るために「スピードボード」をリファインしたり、新開発のアウトソール「Missiongrip」を開発したりと、下り坂への対応力を落とさず、Onらしい最高の蹴り出しをカタチに。しかもグリップ力が向上しより滑りにくくなりました。
カラーリングが秀逸すぎる
Onのシューズはどれもカラーリングの美しさが際立ってます。
ワントーン抑えたカラーリングが基本で、ビビッドカラーを使うときは必ず中和役のグレーやアースカラーを入れるなど、どれもこれもが拘りを感じさせ、美しい。
ビビッドなカラーのスニーカーを楽しみたくても、ドぎつさに気恥ずかしさを感じてしまう方々にはまさに渡りの船です。さすがスイス。
そんなラインナップの中でも、個人的に最も秀逸だなぁと思ったのが2019年登場モデルのCloudventureです。
Flare×Dawn
ブラック&オレンジじゃないですよー。
フレア×ドーン。フレアオレンジに、「夜明け」を意味するドーンレッドを組み合わせた、ビビッドでありつつも優しいカラーリング。
コーディネイトで浮かず、また野山にも違和感なく溶け込む上品なカラーです。
Reseda×Jungle
ハーブの様な優しいグリーンに、ジャングルグリーンを組み合わせた一足。
海外では「レセダ」というモクセイソウ科の植物が昔から人気だそうで、ウッドチップのようなナチュラルな香りがするんだとか。
そのレセダの花の優しいグリーンをモチーフに、濃いめのミリタリーグリーンで引き締めた、存在感がありつつも実に爽やかなグリーン系カラー。
・・・どうでしょうか?Onはロードモデルばかりではないんですよ!
軽さを重視される方ならCloudやCloud Xが良いのでしょうが、これから夏が来ます。
フェス、ハイク、ライトトレック、キャンプ、トレイルライドetc…街でも、夏のアウトドアでも、そして自転車でもハードに使えるのは断然トレランタイプですからね。
再検討の余地アリ、かも知れませんよ~。
(シゲマツ)
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