UPDATE:2010.06.09
SOUNDS GOOD(サウンズグッド)インタビュー【前編】
ハイファイブな気分で着こなすのがマル。
スポーツ系ブランドとして異彩を放つSOUNDS GOOD(サウンズグッド)。その生い立ちからブランドの休止、その後復活までの流れを聞いてきました。

-今日はユナイテッドアローズでもオンラインショップのみで展開しているという珍しい業態であるSOUNDS GOOD(サウンズグッド)でMD(マーチャンダイザー)をしているお二方にインタビューします。
早速ですが、SOUNDS GOODって以前、渋谷にリアル店舗がありましたよね?実は僕はスポーツ系に焦点をあてたSOUNDS GOODというブランドに非常に興味を持っていまして、たまに見に行ってました。ある時、店が無くなってしまったのですが・・。そのあたりの経緯をお聞きしても良いでしょうか。
-なるほど。そういう流れだとするとそのまま終わってしまう場合が多いような気がしますが、なぜ現在も継続しているのでしょうか?
SOUNDS GOODの商品はどちらかといえば、色を多く使って見た目がきれいな商品が多く、もしかするとインターネットに合うのでは?という意見も出てきたんです。
-なるほど。それで今の形になったんですね。以前の店舗を見ていた僕からすると、むしろ今の方が商品自体は良くなった気がしています。前はコンセプトは良いんですが、実際店舗においてある商品はかなり派手で、値段も高かったように思います。本当に服好きじゃないと、なかなか着こなせない、というか・・手が出ない。
(K) そうですかね。(笑)仰る通り、玄人好みのブランドだった感じは否めないです。現在はコンセプトから見直して、着こなし易く、かつ利益を抑えて(笑)手の届きやすい価格設定をしています。まずは皆さまに手にとってもらえる事、これを意識しています。
-コンセプトも見直された、と。どういう事でしょうか?
がっちりスポーツ、というよりはアーバンライフスタイルの中で行われるスポーツをスタイリッシュにしましょう。という提案を強めていきたいと思っています。
でもそんなシーンで女性がスタイリッシュに着用できる服が意外に少ないんです。
-そういえば僕の知り合いのライターさんもTOKYOlifeで展開しているサウンズグッドを見て「あれ?サウンズグッドってまだあるんですか?すごいファンだったんです!」って言って、わざわざ買いに来てくれましたよ。かわいく着こなしてくれてました。
(U) 有難うございます。(笑)
・・・
後編へ続く。
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text by mori
早速ですが、SOUNDS GOODって以前、渋谷にリアル店舗がありましたよね?実は僕はスポーツ系に焦点をあてたSOUNDS GOODというブランドに非常に興味を持っていまして、たまに見に行ってました。ある時、店が無くなってしまったのですが・・。そのあたりの経緯をお聞きしても良いでしょうか。
![]() 黒木さんが着ているのはSOUNDS GOODのアイコンドットを大胆にプリントしたドットフードパーカー。 | 黒木(以下「K」) はい。よくご存じですね。(笑)SOUNDS GOODはもともと現在のようにオンラインショップ限定ブランドではなく、いくつか店舗を展開していく既存のブランドと同じ考え方で立ちあがったブランドなんです。ただ、当時のコンセプト、やり方、場所、市況など様々な理由で成功するまでに至らず一旦は休止にするということで店舗などはお休みさせて頂いたんです。 |
-なるほど。そういう流れだとするとそのまま終わってしまう場合が多いような気がしますが、なぜ現在も継続しているのでしょうか?
(K) 実は当時も予算には達成していなかったながらも、森さんのようにコンセプトに共鳴してくれる方が多かった。休止する、という発表をした時に非常に反響が大きかったんです。特にユナイテッドアローズの内部の“服好き”と言われるような人から惜しむ声が大きかったんですね。それが一番大きいです。 あともう一つはインターネット通販が伸びてきた時期だった、というのもあります。 | ![]() 色使いが鮮やかなサーマルカットソーに、肌寒い日にも羽織りたいチェック ウインドジャケットを合わせた。 |
SOUNDS GOODの商品はどちらかといえば、色を多く使って見た目がきれいな商品が多く、もしかするとインターネットに合うのでは?という意見も出てきたんです。
-なるほど。それで今の形になったんですね。以前の店舗を見ていた僕からすると、むしろ今の方が商品自体は良くなった気がしています。前はコンセプトは良いんですが、実際店舗においてある商品はかなり派手で、値段も高かったように思います。本当に服好きじゃないと、なかなか着こなせない、というか・・手が出ない。
(K) そうですかね。(笑)仰る通り、玄人好みのブランドだった感じは否めないです。現在はコンセプトから見直して、着こなし易く、かつ利益を抑えて(笑)手の届きやすい価格設定をしています。まずは皆さまに手にとってもらえる事、これを意識しています。
-コンセプトも見直された、と。どういう事でしょうか?
![]() 左)内山さんが着ているのは、スポーティな中にも女性らしさを感じさせるファブリックミックスワンピース。 右)黒木さんはポロシャツにリブVネックカーディガンを羽織り、クロップドパンツ、足元はVANSのスニーカーを合わせてアーバンな佇まいに。 | (K) スポーツ系ブランド、という事はあったのですが、今一つ明確にしきれていなかった。例えば、スポーツ中に着る服なのか、そうでないのか。具体的にどういうスポーツをフォローするのか。一口にスポーツといっても幅広いですからね。そういう所から丁寧に見直し、具体的に定義しました。 オンスポーツで着られるものも提供しますが、特にBEFORE/AFTERをフォローできるようにします。スポーツも特にフィットネス、トレーニング、ランニング、ヨガ、ジム。あとは自転車やトレッキングのようなアウトドア。 |
がっちりスポーツ、というよりはアーバンライフスタイルの中で行われるスポーツをスタイリッシュにしましょう。という提案を強めていきたいと思っています。
内山(以下「U」) 実はサウンズグッドが休止になるという話を聞いて一番残念がってくれたのは女性スタッフなんです。SOUNDS GOODは色使いを得意にしていますから、特に女性には使いやすいアイテムだったみたいです。 あとはやっぱりヨガやランニング、自転車などは、最近女性ファンも増えていますし、山ガールという言葉に代表されるように山に登る女性も非常に増えた。 | ![]() SOUNDS GOODのワンピースは、どれもぱっきりとした元気なカラー。屋外イベントやアウトドアシーンで活躍する。 |
でもそんなシーンで女性がスタイリッシュに着用できる服が意外に少ないんです。
-そういえば僕の知り合いのライターさんもTOKYOlifeで展開しているサウンズグッドを見て「あれ?サウンズグッドってまだあるんですか?すごいファンだったんです!」って言って、わざわざ買いに来てくれましたよ。かわいく着こなしてくれてました。
(U) 有難うございます。(笑)
・・・
後編へ続く。
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text by mori
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- 黒木 俊也
TOSHIYA KUROKI
MD
UAの主力ブランドの販売を経験し、現在はSOUNDS GOODの重鎮MDに。 サイクリング、スケボー、ヨガ、キャンプ、野外フェス、etc. と幅広い趣味を 楽しむのは、昔、渋カジで”雑種感”を味わったから。 ”歳をとっても、興味の幅は幅広く”がモットー(!?)
- 内山 裕美子
YUMIKO UCHIYAMA
MDアシスタント
服飾専門学校を卒業後、販売職を経てSOUNDS GOODオープニングメンバーに。 現在は、MDアシスタントとしてレディースxスポーツとは?と日々研究中。 黒づくめのモードからキュート系まで一通り経験し、今はSG色に染まったファッションがお気に入り。
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