ただの体温調整ウェアは要らない。夏をセンスアップする極薄ウインブレ。

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ただの体温調整ウェアは要らない。夏をセンスアップする極薄ウインブレ。

UPDATE:2015.06.06

Tilak（ティラック）のウインドブレーカー

アウトドアブームによってウェアへの理解がより深まり、肌寒い時期のアイテムであったウインドブレーカーを、夏にも用意する層が近年増えています。それは自転車シーンでもですが、自転車用とうたわれるサマージャケットはどれも、レーシー過ぎて自転車でしか使えない！そんなジレンマを完全解消する、街着としても高感度なジャケットとは･･･。

夏でもウインドブレーカーや薄手のアウター、いわゆる『羽織り』が必要なシチュエーションって、実は多いのです。

ライドでは・・・

ヒルクライムの下り。

涼しい高地を走るとき。

早朝や夕刻の一瞬冷えるとき。

日焼けや紫外線予防。

日常やアーバンライドでは・・・

冷房が効きすぎている空間。

涼しい地方への旅行。

軽い雨。

細かく挙げればもっとあります。それらをしのげて、軽く、薄く、携帯性が良いもの。もちろん、サイクルウェアにも存在します。透けるくらい薄いウインドブレーカーをご存知の方も多いはず。

ただそれらは「走る」だけならとても使えるアイテムながら、活躍の場はそこだけです。どれもデザインがスポーティー、レーシー過ぎて、街着として着る気はまず起こらないですよね。

･･･日ごろTOKYO Wheelsをチェックしていただいている皆さんなら「どうせなら他にないカッコイイ物が欲しい」「自転車に乗らないときもお洒落ならいいな」と思われるはずです。ファッションアイテムとしても偏差値の高いモノが。
でもそんなもの、滅多に出てこないのが正直なところです。

しかし今年は見付けました！

チェコを代表するアウトドアブランドの一角『tilak（ティラック）』。
コアな山岳マニアには以前から知られていつつ、近年ではアンテナの高いバックカントリースノーボーダーやトレイルランナーに注目されたり、ファッション誌にも度々取り上げられたりと、何かと話題のブランドです。

▼Aira Jacket ￥21,600 (税込) / tilak（ティラック）

そのtilak（ティラック）のラインナップ中、最薄・最軽量を誇るシェルジャケット、それがAira Jacket（アイラジャケット）です。

非常に薄く超軽量なリップストップナイロンをベースに、表面にはDWR（撥水加工）、ライナー側にはすべりがよいシリコンコーティング。

左チェストポケットとフロントポケットは右のみとし、ミニマムな機能に絞りなんと130グラムという超軽量を実現。着ている重量をほとんど感じさせません。

パッカブル(コンパクト化)仕様でもあり、右フロントポケットに収納した際にはリフレクターロゴが配置され、ハンギングループも装備されておりカラビナ等でバッグなどに吊るすことができます。

これをデザインしたのは"Errolson Hugh (エロルソン・ヒュー)"氏。
ドイツ・ベルリンを拠点とする革新的なファッションブランド"ACRONYM(アクロニウム)"のメインデザイナーをはじめ、BURTON、NIKE ACG、Arc'teryx、STONE ISLAND SHADOW PROJECT、iDiom、Analog、W.L. Gore and Associatesなど、各方面の名立たる一流ブランドのデザインに深く関わってきた異例の経歴の持ち主。

ですのでシルエットも一級。一般的なアウトドアジャケットと比べ圧倒的にバタつきが少なく、かつ活動的な美しいライン。裾にはドローコードを仕込み、フードも小ぶりにデザインされています。