UPDATE:2016.09.14
TOKYO Wheels(トウキョウウィールズ)のウィンドブレーカー"PIMLICO"
今、ナイロンウィンブレを着こなすには「シワ感」が大事。
つるつるとした滑らかな質感から、シャカシャカしてものまで。ナイロン系のウィンブレはどうしてもスポーツやアウトドア感の抜けないアイテム。そんなイメージを払拭するには「シワ感」がキーワードでした。

風が冷たいと感じだす今の時期から10月下旬頃まで、いわゆる秋シーズンは体温管理が最も難しい時期。そこで一番最適なのが、"薄くて軽いウィンブレ"となる部類。
「ここまで薄いと、正直活躍するシーズンも限られてもったいないでしょ。」と、思っている人も多いですが、一番走りたくなるライドに適した時期にもっとも活躍する一枚。冬のアウターよりも使うシーズンは少し短いかもしれませんが、頻度は圧倒的に多くなるのです。
もっともこの一枚は身体を温めるなどの理由よりも、風を"適度"に遮るというのが大事なポイント。
羽織りって3レイヤー・2レイヤーあたりを想像しやすいですが、10月末くらまでは着るとすぐ暑くなって、脱いだら風が冷たく身体が冷えて...の繰り返し。少し物足りないのでは?というくらいが、じつは自転車にはちょうどよかったり。
もちろんASSOS(アソス)のような本格的なジャージブランドは当たり前のように展開していますが、やはりバタつきを抑えたようなタイトシルエットや走ることに特化したかたち。
ですが、今年は少し様子が違いました。GIRO(ジロ)や7mesh(セブンメッシュ)、tilak(ティラック)などからでてきたのはコンフォートフィットモデル。着やすいように少しゆとりを持たせたシルエットの、薄手ウィンブレが各ブランドから登場したのです。
しかし、そうはいってもスポーティさやアウトドア感が抜け切ることはなく、これが限界か。と思ったところに登場したのがこの"PIMLICO"。
この生地があったから、このウィンブレができました。
通常ものづくりをする際、「こういったコンセプトのアイテムを作ろう」とデザインや構成、素材を決めていくことが多いですが、このウィンブレはたまたまこの素材を見つけたことで、ずっとTOKYO Wheelsでも作りたかったアイテムが実現できたというもの。
理想としていた素材に出会えたことが、製作のきっかけとなった珍しいタイプなのです。
それも、イタリアのインポート生地「OLMETEX(オルメテックス)」というもの。薄くて軽く、完全ではありませんが高い防風性、撥水性を持った素材です。ただそんな機能を持った生地は今の時代ごまんとありますが、今回もっともポイントだったのが「質感」。
ゆったりシルエットでラフなデザインを作ることはできても、つるっとしたウィンブレにありがちなスポーティな素材では、街乗りでも気軽には使いにくく、TOKYO Wheelsで作る意味がない。全体の印象を決める素材感を、もっとも重要視していたのです。
そこで見つけたのが「OLMETEX」。日本のファブリックにはない光沢感を抑えたマットな質感に、細かいシワのつくる表情がたまらない!
イタリアのSTONE ISLAND(ストーンアイランド)などでも、こういったシワ感のある素材を使ったアイテムを得意としているのですが、最近インポート系のダウンやミリタリージャケットで、ナイロン系でもこういったシワ感のある素材が人気。
近年スポーティに寄せたアイテムはまだまだ勢いをみせていますが、なめらかな生地やシャカシャカしたものには飽きたという方にも、ナイロンスポーツ系の変化球としてさっそく注目されているのです。
色味もスポーツブランドにありがちな奇抜なものではなく、落ち着いた配色を中心にしました。
そのため、今のようなTeeシャツにロンパンといったスタイルにも軽いブルゾンっぽく着ることができる。
シルエットがゆったりながらも、アウトドアブランドほどのゆとりは作っていないので、しっかり走りこみたいって時にはジャージスタイルでも全く問題なし。ジャージのデザインもますますシンプル化しているだけに、このくらいカジュアル化されたウィンブレの方が雰囲気を崩すことなく着ることができるかと。
ムレずに、濡れない。
ルックスがカジュアルだと機能も劣ると思われては困ります。
風を通しにくい素材なだけにサイクルジャージなどに比べてムレやすいのが弱点。そのために熱気のこもりやすい脇から腕の後ろの生地をメッシュに切り替え。こういった仕様のウィンブレは多いですが、湿度の高い日本の気候に合わせるためにメッシュの面積は広めに確保。それでいて前からの風は受けにくいようにしました。

また、前傾姿勢時の動きも考えられたパタンニングに、メッシュ生地に高いストレッチ性を持たせることで背中や肘部分につっぱり感も感じない。裾や袖をきつすぎないリブ仕様にするこでバタ付きを抑え、風が入りにくいように考えられています。

また、完全防水とはいきませんが、生地自体の撥水性も高く、小雨などではしっかりとはじいてくれます。ですが、雨は空から降ってくる圧力でだんだん生地に染みてくることも。
でも「どうせ濡れるからいらいないだろう」という考えはだめ。肌との間に一枚あるとないでは、濡れた状態で肌に風が当たったときの冷え具合が全く違う。着ていたほうがいい場合もあるのです。
また、通り雨程度ならすぐに乾いてしまうほどの高い速乾性。汗をかいたり汚れてしまっても自宅にて洗濯が可能です。(※手洗い推奨)
朝夜と日中、坂道や高度による温度差や、夜のランや秋のアクティビティでのちょっとした羽織りとしても。
右のファスナー付きポケットに、ぐちゃぐちゃーっとひとつにまとめることもできるパッカブル仕様になっているので、ジャージのバックポケットに入れていても邪魔にならず、100gという驚きの軽さ。
デニムパンツの日でも気軽に手に取れて、スポーティになりすぎない。「この見た目なら羽織ってもいいかな」と思わせる今までになかった一枚で、秋のライドを快適にしましょう。
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text by sasaki <STAFF PROFILE> |
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