UPDATE:2016.09.26
TAKE A FASHION BREAK with MISHUKU Vol.31
オーダースーツは買わないほうが良い、というお話。
どなただったかは忘れましたが、ある洒落者のエッセイストがおっしゃっていた事が、ずっと頭に残っています。その方はオーダースーツは買わないんだそう。僕も思わず頷いてしまった理由があります。既成のスーツをモディファイして着こなすのが、今流です。

ある洒落者の言葉より。
どなただったかは忘れましたが、ある洒落者のエッセイストがおっしゃっていた事が、ずっと頭に残っています。
「僕はスーツはオーダーしない。スーツはオーダーすべき、と言われることが多いが、日本人の不格好な体型にあわせてスーツを作ったら、スーツまで不格好になるだろ。」
これは言い得て妙だな、と納得したのでした。
確かに体型に合っている=見た目が格好良いスーツ、とはなりえません。ましてやスーツ作りの素人である僕らがお店に行って指定したバランスが最適になるべくもなく、殆どがそこの職人さんの好みにあわせて作られることになるでしょう。
それ以来、僕はオーダースーツというものに一気に興味が無くなり、既成スーツで気に入ったものを自分なりに直していく、という方向に変わりました。元々が格好良いものをカスタマイズするレベルであれば、そこまでおかしなことになりませんし、センスあるブランドの仕立てであれば、スーツのトレンドや素材の良さは保障されています。
もし今後自分がオーダーする事があるとすれば、既成のスーツでは満足できなくなるほど、知見を得たときかも。ただ、そんな野望をいとも簡単に打ち砕いてくれるのが、このブランド、そう、ISAIA(イザイア)です。
上記写真はお直ししないで着ていますから、まだ未完成のもの。それだとISAIA(イザイア)が本来持つ洗練された雰囲気を演出できないのです。悩ましい。
ただ、そこを愚痴っても仕方ないので、未完成の状態でも、可能な限り調整してみました。良いスーツを着ていると、体がマッサージされているようだ、と僕は表現しています。なんでかはわかりませんが、そんな気になります。
クラシコの流れを汲み、腰回りも若干ゆったりと、股上も深めに取られ、パンツのわたり幅も細くなく。ジャケットのアームホールも適度な太さを保ち、体に”無理を強いる”ということが無く、重さを感じないからでしょう。全てが絶妙なバランスで作られている証拠です。
しかし、ただ着心地が良いだけではここまで美しいシルエットになりません。そこは「モダン・サルトリア」の異名を持つISAIA(イザイア)だけに、クラシコとモダンの丁度よい塩梅のところで、締めるところは締め、着心地を損なわずに、スタイリッシュに完成させています。

今年のモデルでは、微光沢を放つ、サキソニーのヘリンボーン生地を採用。ISAIA(イザイア)らしい少し明るめのブルーが、コーラルレッドと呼ばれる赤色のサンゴ礁ラペルピンと相性が良くまとまっています。
そしてISAIA(イザイア)のスーツを語る上で、さけて通れないのが、後ろからみた肩のライン。後ろを歩く女性にセクシーさをアピールする重要なポイントです。

スーツの仕立ての良さを見るには、この肩のラインは一つのポイントです。安価なスーツとは全く違う、滑らかでエレガントな曲線を描いています。
これは、アームホール部分の袖山をいせこみする際に、独自の熟練された工程で仕立てることで袖に自然な立体感を作っているのです。そして、そのお陰で、腕回りは驚くほどに自由に柔軟に動き、今まで体験したことのない快適さを生み出してくれているのです。

実はISAIA(イザイア)のネクタイはスーツをオーダーしているお店しか展開できないものなので、市場で見る機会は少ないのですが、クオリティは「この価格で良いの?!」というほどのもの。スーツがメインのブランドなのでネクタイは、あまり採算を考えていない気がする・・・。笑
せっかくなので、ISAIAのコーラルシンボルの入っているものにしてみました。生地も厚めでしっかりした作り、ノットもキレイに出やすいので、ISAIAユーザーならずとも持っておいて損は無いネクタイになっています。
さらに、スーツが極上品なので、エレガントなコートなどは非常に良く合います。
この只者ならぬ雰囲気、金持ちに見えすぎてしまう、という弱点はありますが、あえてそこを演出してみるのも悪くないですよね、たまには。
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どなただったかは忘れましたが、ある洒落者のエッセイストがおっしゃっていた事が、ずっと頭に残っています。
「僕はスーツはオーダーしない。スーツはオーダーすべき、と言われることが多いが、日本人の不格好な体型にあわせてスーツを作ったら、スーツまで不格好になるだろ。」
これは言い得て妙だな、と納得したのでした。
確かに体型に合っている=見た目が格好良いスーツ、とはなりえません。ましてやスーツ作りの素人である僕らがお店に行って指定したバランスが最適になるべくもなく、殆どがそこの職人さんの好みにあわせて作られることになるでしょう。
それ以来、僕はオーダースーツというものに一気に興味が無くなり、既成スーツで気に入ったものを自分なりに直していく、という方向に変わりました。元々が格好良いものをカスタマイズするレベルであれば、そこまでおかしなことになりませんし、センスあるブランドの仕立てであれば、スーツのトレンドや素材の良さは保障されています。
もし今後自分がオーダーする事があるとすれば、既成のスーツでは満足できなくなるほど、知見を得たときかも。ただ、そんな野望をいとも簡単に打ち砕いてくれるのが、このブランド、そう、ISAIA(イザイア)です。
未完成の商品を見せる難しさ
スーツをWEBで見せるのって本当に難しいです。試着ができないから、とかそういう話ではなく、ISAIA(イザイア)のスーツは着心地もフィッティングも良いのは言うまでもないのですが、吊るしの段階ではまだ未完成。そこから、お客様向けに袖丈や裾の仕上げなどを行って、はじめて完成するものですから。上記写真はお直ししないで着ていますから、まだ未完成のもの。それだとISAIA(イザイア)が本来持つ洗練された雰囲気を演出できないのです。悩ましい。
ただ、そこを愚痴っても仕方ないので、未完成の状態でも、可能な限り調整してみました。良いスーツを着ていると、体がマッサージされているようだ、と僕は表現しています。なんでかはわかりませんが、そんな気になります。
クラシコの流れを汲み、腰回りも若干ゆったりと、股上も深めに取られ、パンツのわたり幅も細くなく。ジャケットのアームホールも適度な太さを保ち、体に”無理を強いる”ということが無く、重さを感じないからでしょう。全てが絶妙なバランスで作られている証拠です。
しかし、ただ着心地が良いだけではここまで美しいシルエットになりません。そこは「モダン・サルトリア」の異名を持つISAIA(イザイア)だけに、クラシコとモダンの丁度よい塩梅のところで、締めるところは締め、着心地を損なわずに、スタイリッシュに完成させています。

今年のモデルでは、微光沢を放つ、サキソニーのヘリンボーン生地を採用。ISAIA(イザイア)らしい少し明るめのブルーが、コーラルレッドと呼ばれる赤色のサンゴ礁ラペルピンと相性が良くまとまっています。
そしてISAIA(イザイア)のスーツを語る上で、さけて通れないのが、後ろからみた肩のライン。後ろを歩く女性にセクシーさをアピールする重要なポイントです。

スーツの仕立ての良さを見るには、この肩のラインは一つのポイントです。安価なスーツとは全く違う、滑らかでエレガントな曲線を描いています。
これは、アームホール部分の袖山をいせこみする際に、独自の熟練された工程で仕立てることで袖に自然な立体感を作っているのです。そして、そのお陰で、腕回りは驚くほどに自由に柔軟に動き、今まで体験したことのない快適さを生み出してくれているのです。
今シーズンよりネクタイ展開開始
あわせたネクタイは今シーズンより登場のISAIA(イザイア)のネクタイ。
実はISAIA(イザイア)のネクタイはスーツをオーダーしているお店しか展開できないものなので、市場で見る機会は少ないのですが、クオリティは「この価格で良いの?!」というほどのもの。スーツがメインのブランドなのでネクタイは、あまり採算を考えていない気がする・・・。笑
せっかくなので、ISAIAのコーラルシンボルの入っているものにしてみました。生地も厚めでしっかりした作り、ノットもキレイに出やすいので、ISAIAユーザーならずとも持っておいて損は無いネクタイになっています。
その他の注目の着こなし
スーツなので、着こなし、ということでも無いですが、今トレンドとなっている小さめの襟やラウンドカラーのシャツとの相性も良くなっています。ラペルが適度な太さを持っているからです。さらに、スーツが極上品なので、エレガントなコートなどは非常に良く合います。
この只者ならぬ雰囲気、金持ちに見えすぎてしまう、という弱点はありますが、あえてそこを演出してみるのも悪くないですよね、たまには。
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text by mori |
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