パロディじゃない、“オマージュ”です。アートへの愛を感じさせるアゲアゲなウェア。

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パロディじゃない、“オマージュ”です。アートへの愛を感じさせるアゲアゲなウェア。

UPDATE:2018.04.04

TCSS（ザクリティカルスライドソサイエティ）のKEEP FLARIN(キープ・フレイリン)シリーズ

いつの間にか4月。にも関わらず日中の気温は結構なもの。

日によっては半袖でも快適に過ごせるレベルです。

実は地球温暖化って学者の間で温暖化してる派・温暖化してない派の2つに分かれています。でもこんなに暑いと「してる派」の方が真実味あるような気も。まぁ気温がそういう腹の内なんですから、こちらはその温度感に合わせるまで。

ならばここはHUMIDiTが誇るアフターサーフの先駆者、TCSS(ザクリティカルスライドソサイエティ)の出番でしょう。

陽気なマインドをたっぷり注入したKEEP FLARIN。

HUMIDiTが抱える三大サーフブランドの一つ、TCSS。前回もご紹介させていただきましたが、ここの持ち味は何と言っても“遊び心”。少々ヤンチャなデザインが多かったりと茶目っ気たっぷりです。

関連NEWS：少しぐらいヤンチャなヤツの方が、人の気持ちを考えてたりするものです。

そういう意味では流行のストリート的なニュアンスも持ち合わせていますが、大きく違うのはサーフ特有のユルさ。ストリートが醸し出すワルっぽさやガキっぽさが薄まっているから、大人でも違和感なく着用することができます。

で、今回紹介させていただくのは、そういうノリがたっぷり注入されたKEEP FLARIN(キープ・フレイリン)シリーズ。

ね、ビックリするほどご機嫌な感じでしょ。

※ちなみにFLAIRINは輝いている、燃えている、華やかに、などを意味する単語。意訳にはなりますが、アゲアゲでいこうぜ！シリーズってところですかね。

グラフィック一発勝負の潔さが好印象！

じゃあちょうど今販売中のTシャツからいきますか。

はい出ました、どストレートのパロディもの！ここまで堂々としてるとかえって潔い。こりゃ確かにアゲアゲになりますね。

見たままなのでお分かりだと思いますが、伝説的なストリートアーティスト、キース・へリングの絵をサーフ調にアレンジ。真面目にコピーしたのが分かる本家らしさ、きっちりサーフ調のデザインに落とし込んでいる点など、リスペクトがヒシヒシと伝わってくる。

ちなみにキース・へリングは社会貢献活動でも有名。彼の絵を見るとピースフルなマインドが伝わってくる。アンディ・ウォーホルでもなくジャン＝ミシェル・バスキアでもなくキース・へリング。その辺りのチョイスにもTCSSらしさが如実に現れている気がしますね。

ちなみにサイズ感はこんな具合。大き過ぎず小さ過ぎずのジャストシルエット。昨今流行りのドロップショルダーとかじゃなく、あえて工夫しないってのが良い。

ロングパンツに合わせても良いですが、ここは軽快にショーツで。

後ほど紹介する同柄ショーツで統一感出してみるのもアリ。

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小細工せずにインパクトあるグラフィックでドン。やっぱりTシャツってこれぐらいが安心しますね。

アクの強い総柄はモチーフ次第でクドさ軽減

では先ほどチラッと見せた総柄モノ2連発。

まずはアゲアゲの半袖シャツから。総柄の分、Tシャツの何倍もインパクト抜群！

基本はTシャツと同じロゴですが、パーツをバラしてランダムに配置。それぞれ自由に動き回ってる文字や太陽が何だか可愛らしい。

失礼な話ですが、サーフブランドって陽気な気質の分、造りやデザインなど大雑把な場合が多い。(小さなことを気にしないのが良さに繋がってたりもするんですけどね。)それに比べてこのシャツは芸が細かい！ TCSS、流石です。

先ほどのTと同じくこちらもジャスト目のサイズ感。そのまま着ても良いですが、袖をロールアップすると印象がまた変わります。

このアイテムもカジュアルなので、基本前開けのショーツコーデがハマるかと。

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黒で引き締めたりボタンを上まで留めたりで、雰囲気がかなり変わります。

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デニム素材のショーツを合わせると潮風香る感じに。

※上記の黒パンスタイルに関し少々補足。ボタンを上まで留めるって首元が苦しそうに思えますが、実際はそんなことありません。実は半袖シャツの第一ボタンってTシャツぐらいユルめに作られているものが多い。

こういったアイテムってバランスが大事。キッチリ感を演出するボタン全留めが苦しくてできない…なんて本末転倒なことは起きませんのでご安心を。

では続いてショーツ。腰回りのデザインで何となくお察しの方もいるかと思いますが、こちらはボードショーツです。

柄は半袖シャツと同じですが、サラッとしてて快適なコットン・ナイロン・ポリウレタンの混紡素材を採用。

ちなみにバックポケットの内側にはゴム製のキーループ付き。大事なカギを海の中で無くさないために付いてます。だからこのショーツ一枚で海まで行ってサーフィンを楽しむことも可能。少し日向ぼっこでもすればすぐ乾くだろうから、帰りも安心です。

ボードショーツっていつの間にか市民権を得た感じ。まぁ実際履いてみると、そりゃみんな使うよな～ってぐらい気持ちいいから当然か。ビーチはもちろんタウンユースもOK。

実際のコーデに即して考えると、シンプルに黒Tとかが合わせやすそう。スタイルが引き締まりますね。

もちろん白Tも良い具合。最初にご紹介したグラフィックTでセットアップ風にするとお茶目な雰囲気に。

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総柄って難しそうに見えますよね。それがこういうポップな変わり種だと尚更のこと。でもね、フェミニンなボタニカルや意識高そうな幾何学系に比べると、実はイージー。何故ならヌケ感を足すアイテムとして機能してくれるから。チャレンジしてみる価値、ありますよ。

サーフの朗らかなテイストとアート性が融合した銘品です。

らしさ爆発なKEEP FRALIN、いかがでしょうか。サーフのアッパーな部分にスポットライトを当てつつ、真摯なパロディ、いやオマージュを込めた銘品かと。

まぁ派手目な柄が苦手な人も多いと思いますので、誰しもに奨められるワケじゃありません。でも、たまにはこういうアイテムを一発入れてガツンとアゲてみるのも悪くないと思います。

それに夏になるとこれぐらいパンチ利いてた方が気分って場合もありますから、先行投資としても良いかもしれませんね。

…え？ 全部合わせてセットアップにしてみるのはどうかって？皆さん、意外と攻めの姿勢を持ってますね！

分かりました、ではスタイルを一つ。

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…うん、超ファンキー。僕は個人的に嫌いじゃないんですが、かなり勇気がいるかと。

ぶっちゃけアゲアゲじゃ足りません。

“超アゲアゲ”ならチャレンジしてみても良いんじゃないでしょうか。

・TCSS(ザクリティカルスライドソサイエティ)の商品一覧 

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edit:minoru mori
writer:daigo iima