UPDATE:2018.04.26
Zanella(ザネッラ)のスラックス
大人の男の新たな基準。それは華やかさより“奥ゆかしさ”。

いきなりこんなこと言うのってどうなの?って感じですが、思い切って言います。
今回ご紹介するアイテム、オンライン向きじゃありません。
あ、別にモノが悪いってワケじゃないんですよ。いや、むしろ抜群に素晴らしい。悲しいことに、ディスプレイ越しじゃ伝わらないことだらけなんです。
じゃあ何で紹介するんだよって思うでしょ。僕も第三者だったらそう考えると思います。ただ、このアイテムが持つ慎み深い魅力を知れば…皆さんも同じ気持ちになるでしょう。
昨年の春、日本に本格上陸したドレスパンツブランド、Zanella(ザネッラ)。100%イタリア産のウェアは海外でも大人気で、北米市場ではシェア1位となっているほど。
ここ、ホントに良いパンツを作るんですよ。ここ最近知ったブランドの中じゃ誇張なく随一。先ほど述べたように伝えるのが難しいんですが、僕の持っている力全てを注いで説明させていただきます。
ひとまずアイテムを見てみましょうか。こちらは定番ノープリーツ、GAREY(ギャレー)。まず気付くのが足にピタッと吸い付くスリムシルエット。テーパードをかけているものの、強すぎず弱すぎずの絶妙な力加減。
小細工なしの直球勝負。だから、ただただ美しいフォルム。オンラインで目に留まるアイテムって多少なりとも個性的なものがほとんどですけど、こちらはその真逆に向かって進んでいる感じ。
素材にはSuper100's ウールを採用。こだわりのウールを丁寧に織り上げているため、めちゃめちゃ柔らかい手触り。通気性も高いのでジメジメしている日本の気候に最適。

そして何よりサルトリア仕立ての細かな作り込み。例えばこの腰周りを見てください。横一文字に縫い付けられたこの細い布、実は予備のベルトループなんです。これって昔ながらのビスポークに施されていたクラシカルな意匠。
他にも長めに設定されたフロントの持ち出し部分や補強目的の止縫いであるカンヌキ止めの多用など、そこまでやるか!っていうディティールに溢れています。
これだけオーソドックスなデザインなので、着こなしはどうにでもなる。
こういうキッチリ目のジャケパンなんかは文句ナシだし、
キャラ立ちするジャケットに合わせると、良い意味で脇役に徹してくれる。
カジュアルなブルゾンに合わせてもビシッと決まるし、
ポロシャツスタイルの品足しにも最適。
ちなみにヒップを上向きにする設計により脚長効果も発揮しています。まぁモリは普段から運動しているので、ヒップは元々上向きなんでしょうけど。(本人からの指示があって書いてるワケじゃないですからね!)
ちなみにギャレーにはコットンサテン生地のチノタイプも。シルエットとディティールは上記のスラックスと同じ。ただ、生地のクオリティが抜群に高い。
薄いのにしっかりしてて滑らかでしなやか。いわゆるヌメリ感がある。ずっと触り続けていたいって思っちゃいます、ホントに。
それと一般的なサテン生地とはまた違う光沢感に仕上がっているのもポイント。強すぎず弱すぎずの絶妙な主張、イヤらしくもないし物足りないってこともない。お上手ですよね、この塩梅。
だからラルディーニのミリジャケを使った変則的なジャケパンにも、
ザノーネのニットとフィナモレのシャツで作るカジュアルコーデにも、
エルビーエムのウィンドペーンジャケットを合わせたタイドアップにもマッチする。
はっきり言って、こっちも本命レベル。チノパンを探してるって方はもちろん、手持ちの一本で満足してるって方にもオススメ。パラダイムシフト待ったなしの仕上がりなので、お見逃しなく。
もちろんモデルはギャレーだけじゃございません。
こちらは正統派のギャレーと対になる個性派、DANNY(ダニー)。何が個性的って、ベルトレス&シザースプリーツという点。
読んで字のごとくベルトループのない構造。もちろんサイドアジャスター付きなのでしっかりフィットします。スリムに見えるスッキリとした腰回りとトラッドな雰囲気が魅力的。クラシカル回帰の流れが来ている今、このディティールは要注目です。
そしてもう一つのシザースプリーツ。正直、これに関しては初めて知りました。ヒダが内側に突き合わせとなったプリーツらしく、確かにハサミで切ったみたいに左右に分かれています。この装飾的でドレッシーな仕立てが程よいスパイスに。

シルエットも美しいのでジャケット合わせも良いですが、
本領を発揮するのは上着を抜いた状態でしょう。
特にシャツ単体なんか最高。他のスラックスだと全く面白味のない装いになりますが、ダニーならシンプルな組み合わせをガツンと格上げ。上着を脱ぐことも多いこれからの季節、ダニーを穿いていると誰よりもカッコいいでしょうね…。
ネイビーだとスタイリッシュな雰囲気に。クラシカル感を少し薄めたいなら、こっちの方がオススメです。
ちなみにここのスラックス、これだけのこだわりを加えているわりには低価格。仕立て・ディティール・品質の三拍子そろってこの値段ってのはかなりオイシイでしょうね。
Jediaでもタイトなスラックスは沢山紹介していますが、ここのはとりわけオーセンティック。妥協なく丁寧に作られてるのがお分かりいただけたかと。
ただ冒頭で述べた通り、画面越しじゃ伝わらないことばっかりなんです。アイテムを目で見て、触って、穿いてみる。この工程を通してやっと「めちゃめちゃカッコいいじゃん!」って理解できる。
合コンでグイグイくるド派手な女性っているじゃないですか。ああいうのとは真逆でとても“奥ゆかしい”大和撫子タイプというか。会ったばかりの時は慎み深く控え目ですが、その人となりを知れば知るほど魅力的になってくる。
そう考えると、第一印象だけじゃなく深い部分まで理解しようとする“成熟した大人の男”にしか 、ザネッラの魅力は伝わらないのかもしれません。
Zanella(ザネッラ)はこちら
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Jediaでは、新入荷やお得情報をTwitterやFacebookなどでもつぶやいています。是非フォローしてくださいね!
今回ご紹介するアイテム、オンライン向きじゃありません。
あ、別にモノが悪いってワケじゃないんですよ。いや、むしろ抜群に素晴らしい。悲しいことに、ディスプレイ越しじゃ伝わらないことだらけなんです。
じゃあ何で紹介するんだよって思うでしょ。僕も第三者だったらそう考えると思います。ただ、このアイテムが持つ慎み深い魅力を知れば…皆さんも同じ気持ちになるでしょう。
入門編は小細工ナシのド直球なスラックスで。
昨年の春、日本に本格上陸したドレスパンツブランド、Zanella(ザネッラ)。100%イタリア産のウェアは海外でも大人気で、北米市場ではシェア1位となっているほど。
ここ、ホントに良いパンツを作るんですよ。ここ最近知ったブランドの中じゃ誇張なく随一。先ほど述べたように伝えるのが難しいんですが、僕の持っている力全てを注いで説明させていただきます。
ひとまずアイテムを見てみましょうか。こちらは定番ノープリーツ、GAREY(ギャレー)。まず気付くのが足にピタッと吸い付くスリムシルエット。テーパードをかけているものの、強すぎず弱すぎずの絶妙な力加減。

小細工なしの直球勝負。だから、ただただ美しいフォルム。オンラインで目に留まるアイテムって多少なりとも個性的なものがほとんどですけど、こちらはその真逆に向かって進んでいる感じ。
素材にはSuper100's ウールを採用。こだわりのウールを丁寧に織り上げているため、めちゃめちゃ柔らかい手触り。通気性も高いのでジメジメしている日本の気候に最適。

そして何よりサルトリア仕立ての細かな作り込み。例えばこの腰周りを見てください。横一文字に縫い付けられたこの細い布、実は予備のベルトループなんです。これって昔ながらのビスポークに施されていたクラシカルな意匠。

他にも長めに設定されたフロントの持ち出し部分や補強目的の止縫いであるカンヌキ止めの多用など、そこまでやるか!っていうディティールに溢れています。

これだけオーソドックスなデザインなので、着こなしはどうにでもなる。
こういうキッチリ目のジャケパンなんかは文句ナシだし、
キャラ立ちするジャケットに合わせると、良い意味で脇役に徹してくれる。
カジュアルなブルゾンに合わせてもビシッと決まるし、
ポロシャツスタイルの品足しにも最適。
ちなみにヒップを上向きにする設計により脚長効果も発揮しています。まぁモリは普段から運動しているので、ヒップは元々上向きなんでしょうけど。(本人からの指示があって書いてるワケじゃないですからね!)
その辺りのチノとは一線を画す極上の生地。
ちなみにギャレーにはコットンサテン生地のチノタイプも。シルエットとディティールは上記のスラックスと同じ。ただ、生地のクオリティが抜群に高い。

薄いのにしっかりしてて滑らかでしなやか。いわゆるヌメリ感がある。ずっと触り続けていたいって思っちゃいます、ホントに。
それと一般的なサテン生地とはまた違う光沢感に仕上がっているのもポイント。強すぎず弱すぎずの絶妙な主張、イヤらしくもないし物足りないってこともない。お上手ですよね、この塩梅。

だからラルディーニのミリジャケを使った変則的なジャケパンにも、
ザノーネのニットとフィナモレのシャツで作るカジュアルコーデにも、
エルビーエムのウィンドペーンジャケットを合わせたタイドアップにもマッチする。
はっきり言って、こっちも本命レベル。チノパンを探してるって方はもちろん、手持ちの一本で満足してるって方にもオススメ。パラダイムシフト待ったなしの仕上がりなので、お見逃しなく。
古き良きトラウザーへのリスペクトを感じさせるデザイン。
もちろんモデルはギャレーだけじゃございません。
こちらは正統派のギャレーと対になる個性派、DANNY(ダニー)。何が個性的って、ベルトレス&シザースプリーツという点。

読んで字のごとくベルトループのない構造。もちろんサイドアジャスター付きなのでしっかりフィットします。スリムに見えるスッキリとした腰回りとトラッドな雰囲気が魅力的。クラシカル回帰の流れが来ている今、このディティールは要注目です。

そしてもう一つのシザースプリーツ。正直、これに関しては初めて知りました。ヒダが内側に突き合わせとなったプリーツらしく、確かにハサミで切ったみたいに左右に分かれています。この装飾的でドレッシーな仕立てが程よいスパイスに。

シルエットも美しいのでジャケット合わせも良いですが、
本領を発揮するのは上着を抜いた状態でしょう。
特にシャツ単体なんか最高。他のスラックスだと全く面白味のない装いになりますが、ダニーならシンプルな組み合わせをガツンと格上げ。上着を脱ぐことも多いこれからの季節、ダニーを穿いていると誰よりもカッコいいでしょうね…。
ネイビーだとスタイリッシュな雰囲気に。クラシカル感を少し薄めたいなら、こっちの方がオススメです。
ちなみにここのスラックス、これだけのこだわりを加えているわりには低価格。仕立て・ディティール・品質の三拍子そろってこの値段ってのはかなりオイシイでしょうね。
目先のことしか見えない人には魅力が伝わらないでしょう。
Jediaでもタイトなスラックスは沢山紹介していますが、ここのはとりわけオーセンティック。妥協なく丁寧に作られてるのがお分かりいただけたかと。
ただ冒頭で述べた通り、画面越しじゃ伝わらないことばっかりなんです。アイテムを目で見て、触って、穿いてみる。この工程を通してやっと「めちゃめちゃカッコいいじゃん!」って理解できる。
合コンでグイグイくるド派手な女性っているじゃないですか。ああいうのとは真逆でとても“奥ゆかしい”大和撫子タイプというか。会ったばかりの時は慎み深く控え目ですが、その人となりを知れば知るほど魅力的になってくる。
そう考えると、第一印象だけじゃなく深い部分まで理解しようとする“成熟した大人の男”にしか 、ザネッラの魅力は伝わらないのかもしれません。
Zanella(ザネッラ)はこちら
Jediaでは、新入荷やお得情報をTwitterやFacebookなどでもつぶやいています。是非フォローしてくださいね!
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edit:minoru mori writer:daigo iima |
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