UPDATE:2018.05.18
ニットソーシリーズ・前半戦
今こそ転換期! 初夏はカットソーより“ニットソー”が好手。

昼間は暑くて夜はちょいと肌寒い。…はい、完全に初夏です。
こういう微妙な気温の時って体調を崩しがち。僕なんか毎年懲りずに風邪を引いているような気がします。皆さん十分お体に気を付けて下さいね。
話は変わりますが、このタイミングって軽装へのスイッチングを行う時期。初夏に向けて下準備を始める方も増えています。ただ、寒暖差に対応できるアイテムも念のため持っておくとベター。で、候補としてよく挙がるのが“カットソー”。
日差しの強い昼間にも対応できるし、ちょいと寒い夜でも快適。何よりラクチンなんですよね、カットソーって。でもね、良い年齢の大人が気を抜いてカットソーって、少々だらしないんじゃない?という気も…。
そこで新たに提案したいのが、カットソー感覚で着用できるニット。その名もずばり“ニットソー”! 夏のニットって暑苦しそうに思えますが、サマータイプなら快適に過ごせます。それに見た目もしっかりシックなんです。
若造じゃ着こなせない大人のニットソーで、格の違いを見せつけてやりましょう!
一発目は世界最古の由緒正しきニットブランド、DRUMOHR(ドルモア)。
1773年にスコットランドのダムフリースという町で創業。ということは今年で245年目です。ちなみにその時の日本は江戸時代中期ぐらい。江戸時代から続くブランドって考えると、とてつもなく長い歴史があるということをイメージできるかと。
ちなみに2001年、老舗ニット会社であるCiocca(チョッカ)グループの傘下に。デザイン拠点をイタリアに移し、伝統と現代性を融合した新鮮なコレクションを展開。イタリア流のモダンなエッセンスも加わり、一層パワーアップしました。
その実力を知るには、まずこちらを見ていただく方が早いでしょう。
リネンとポリエステルを混ぜたプレーンなクルーネックニット。
…のように思わせておきながら、本当は全然プレーンじゃありません。脇と袖部分に注目。何と斜めに食い込むように設計されています。この絶妙なセンス、本当に小粋。
上質なリネンでザックリと編まれたニットは、滑らかな袖通りと生地本来の清涼感を兼備。春夏でも快適に過ごせます。
ややタイトなフィッティング。身体に沿うような作りとなっているのでキリッとした雰囲気に。また首元はややモックネック調。
ネイビーだと一層スタイリッシュに。紺アイテムといえば大人の品格を図る指標みたいなもの。こいつを上手く着こなせばワンランク上のスタイルが叶うはずです。
続いてはコットンとリネンの混紡素材を使った個性派ニット。
上の画像では分かりづらいですが、このモノグラムパターン、とても立体的な仕上がりです。並大抵のブランドならのっぺりと見えるところですが、ドルモアの手に掛かればまるで3Dの様。
先述の通りリネン混なので、ニットとは思えないほど涼やか。またサラッと袖を通すことのできる着心地の良さも◎。世にあるサマーニットの中でもトップレベルかと。そしてこちらも若干モックネック風な首元がアクセントに。
もちろんスラックスと相性抜群。どちらもシックなアイテムなので大人っぽさにおいてはかなり高得点。もしここでカットソーを合わせていたら…。まぁモノによりけりですが、やっぱり若造みたいにルーズな印象となるでしょうね。
ちなみに腰巻きや…
肩掛けするのもアリ。普段はアクセント使いしつつ肌寒くなればサッと羽織る、なんて一石二鳥な使い方もオススメです。
※ちなみにこのモノグラムニット、残り一点限り…。 早い者勝ちです!
続いては1960年に子供服レーベルとしてスタートしたSCAGLIONE(スカリオーネ)。
1980年、2代目のジョバンニ・スカリオーネ氏の手でニット専業ブランドとして生まれ変わった、異色の経歴を持つブランドです。カシミヤ、アルパカ、シルク、麻、綿と、多種多様な素材で作るそのアイテムは、多くのファンを獲得しています。
でもここが持つ一番の強みは、何といっても“airjumper(エアジャンパー)”。何度も水を通して縮める独特の製法を施したこの素材は、空気を多く含み優れた保温性を発揮。驚くほどの軽さ、柔らかさに病みつきになってしまう人もいるほど。
で、その素材を使ったニットがこちら。とても着回しやすいシンプルなデザインです。
元の素材はサマーニットということで上質なシルクを採用。滑らかな肌触りと軽快なタッチを実現しています。そしてエアジャンパーのフワッとした着心地まで上乗せ…。とてつもなく気持ちいいということがお分かりいただけるかと。
実際に着てみるとこんな感じ。程よく余裕のあるスタンダードなシルエットなので、着心地はとてもラク。見た目もややザックリな編み目だから暑苦しくないのもポイント。
細身チノと合わせてもカッコいいし、
デニムだって文句なし。
ショーツも難なくこなせます。
そして上記のスタイルを見て分かる通りアーモンド・ベージュ・カーキ・ネイビーとカラバリも豊富。お好きな色を是非選んでみて下さい。
最後はスローウェアの一員であるZANONE(ザノーネ)。先日のポロ特集が記憶に新しいですね。
ここの持ち味といえば「テクノロジー&トラディショナル」というテーマに基づいた高品質なウェア。また“ミドルゲージを使わせたら右に出るものはいない”と言われているほど、その技術力には定評あり。
関連NEWS:“最高にちょうどいい”ニットさえあれば、春はきっと乗り切れるハズ。
というワケで一つ目のアイテムは、シンプルなクレープコットンVニット。デザイン上の際立った特色はありませんが、こういうノームコアなトップスって一枚持っておくと安心します。
クレープコットンとは綿素材に凹凸のシワ加工を施したもの。薄手でサラッとした肌触りなので今からの季節にピッタリ。
サイズ感はややタイト。ただし柔らかい素材なので、着ていて苦しいなんてことは皆無。ベルトにちょうど被さるぐらいの絶妙な丈感も良い感じ。
腰巻するのにもちょうどいいボリューム感。厚手のニットだと変に膨らんでバランスが悪くなってしまいますが、これぐらい軽やかなニットだとすんなり馴染みます。
ちなみに残りはホワイトとブラウンが数点づつ。気になるのであればお早めにどうぞ。
ラストを飾るのはリネン×コットンの混紡素材を使ったラグラン袖クルーネック。
やや粗めの7Gで織られているため、こちらも軽やかな印象。(Gとは1インチの間に針が通った回数のこと。7Gだと1インチの間に7本。ローゲージとミドルゲージの中間ぐらいです。)
やや透けるぐらいのザックリ感なので通気性も高いし、リネンの涼やかな風合いも相まってとても気持ちいい。
着用してみるとややゆとりのあるサイジング。ラグラン袖の緩さも相まって、これぞまさにニットソーとでも言うべきコンフォート加減に仕上がっています。
大人の休日にピッタリな一着。気になる方は是非。
恐らく皆さん半信半疑であっただろう“ニットソー”、いかがでしょうか。まぁ快適性をクリアしているのであれば、間違いなくこっちを選びますよね。
小僧みたいにダラリとした着こなしって今の僕らにはナンセンス。
上質なニットでキリッと決めて、大人の余裕ってヤツを見せつけてやりましょう!
DRUMOHR(ドルモア)はこちら
SCAGLIONE(スカリオーネ)はこちら
ZANONE(ザノーネ)はこちら
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こういう微妙な気温の時って体調を崩しがち。僕なんか毎年懲りずに風邪を引いているような気がします。皆さん十分お体に気を付けて下さいね。
話は変わりますが、このタイミングって軽装へのスイッチングを行う時期。初夏に向けて下準備を始める方も増えています。ただ、寒暖差に対応できるアイテムも念のため持っておくとベター。で、候補としてよく挙がるのが“カットソー”。
日差しの強い昼間にも対応できるし、ちょいと寒い夜でも快適。何よりラクチンなんですよね、カットソーって。でもね、良い年齢の大人が気を抜いてカットソーって、少々だらしないんじゃない?という気も…。
そこで新たに提案したいのが、カットソー感覚で着用できるニット。その名もずばり“ニットソー”! 夏のニットって暑苦しそうに思えますが、サマータイプなら快適に過ごせます。それに見た目もしっかりシックなんです。
若造じゃ着こなせない大人のニットソーで、格の違いを見せつけてやりましょう!
伝統と現代性の融合が生む個性派デザイン。
一発目は世界最古の由緒正しきニットブランド、DRUMOHR(ドルモア)。
1773年にスコットランドのダムフリースという町で創業。ということは今年で245年目です。ちなみにその時の日本は江戸時代中期ぐらい。江戸時代から続くブランドって考えると、とてつもなく長い歴史があるということをイメージできるかと。
ちなみに2001年、老舗ニット会社であるCiocca(チョッカ)グループの傘下に。デザイン拠点をイタリアに移し、伝統と現代性を融合した新鮮なコレクションを展開。イタリア流のモダンなエッセンスも加わり、一層パワーアップしました。
その実力を知るには、まずこちらを見ていただく方が早いでしょう。
リネンとポリエステルを混ぜたプレーンなクルーネックニット。

…のように思わせておきながら、本当は全然プレーンじゃありません。脇と袖部分に注目。何と斜めに食い込むように設計されています。この絶妙なセンス、本当に小粋。

上質なリネンでザックリと編まれたニットは、滑らかな袖通りと生地本来の清涼感を兼備。春夏でも快適に過ごせます。

ややタイトなフィッティング。身体に沿うような作りとなっているのでキリッとした雰囲気に。また首元はややモックネック調。
ネイビーだと一層スタイリッシュに。紺アイテムといえば大人の品格を図る指標みたいなもの。こいつを上手く着こなせばワンランク上のスタイルが叶うはずです。
続いてはコットンとリネンの混紡素材を使った個性派ニット。

上の画像では分かりづらいですが、このモノグラムパターン、とても立体的な仕上がりです。並大抵のブランドならのっぺりと見えるところですが、ドルモアの手に掛かればまるで3Dの様。

先述の通りリネン混なので、ニットとは思えないほど涼やか。またサラッと袖を通すことのできる着心地の良さも◎。世にあるサマーニットの中でもトップレベルかと。そしてこちらも若干モックネック風な首元がアクセントに。

もちろんスラックスと相性抜群。どちらもシックなアイテムなので大人っぽさにおいてはかなり高得点。もしここでカットソーを合わせていたら…。まぁモノによりけりですが、やっぱり若造みたいにルーズな印象となるでしょうね。
ちなみに腰巻きや…
肩掛けするのもアリ。普段はアクセント使いしつつ肌寒くなればサッと羽織る、なんて一石二鳥な使い方もオススメです。
※ちなみにこのモノグラムニット、残り一点限り…。 早い者勝ちです!
まるで“空を飛ぶ”ような心地よさ。
続いては1960年に子供服レーベルとしてスタートしたSCAGLIONE(スカリオーネ)。
1980年、2代目のジョバンニ・スカリオーネ氏の手でニット専業ブランドとして生まれ変わった、異色の経歴を持つブランドです。カシミヤ、アルパカ、シルク、麻、綿と、多種多様な素材で作るそのアイテムは、多くのファンを獲得しています。
でもここが持つ一番の強みは、何といっても“airjumper(エアジャンパー)”。何度も水を通して縮める独特の製法を施したこの素材は、空気を多く含み優れた保温性を発揮。驚くほどの軽さ、柔らかさに病みつきになってしまう人もいるほど。
で、その素材を使ったニットがこちら。とても着回しやすいシンプルなデザインです。

元の素材はサマーニットということで上質なシルクを採用。滑らかな肌触りと軽快なタッチを実現しています。そしてエアジャンパーのフワッとした着心地まで上乗せ…。とてつもなく気持ちいいということがお分かりいただけるかと。

実際に着てみるとこんな感じ。程よく余裕のあるスタンダードなシルエットなので、着心地はとてもラク。見た目もややザックリな編み目だから暑苦しくないのもポイント。
細身チノと合わせてもカッコいいし、
デニムだって文句なし。
ショーツも難なくこなせます。
そして上記のスタイルを見て分かる通りアーモンド・ベージュ・カーキ・ネイビーとカラバリも豊富。お好きな色を是非選んでみて下さい。
ミドルゲージならスローウェア傘下の名門にお任せあれ。
最後はスローウェアの一員であるZANONE(ザノーネ)。先日のポロ特集が記憶に新しいですね。
ここの持ち味といえば「テクノロジー&トラディショナル」というテーマに基づいた高品質なウェア。また“ミドルゲージを使わせたら右に出るものはいない”と言われているほど、その技術力には定評あり。
関連NEWS:“最高にちょうどいい”ニットさえあれば、春はきっと乗り切れるハズ。
というワケで一つ目のアイテムは、シンプルなクレープコットンVニット。デザイン上の際立った特色はありませんが、こういうノームコアなトップスって一枚持っておくと安心します。

クレープコットンとは綿素材に凹凸のシワ加工を施したもの。薄手でサラッとした肌触りなので今からの季節にピッタリ。

サイズ感はややタイト。ただし柔らかい素材なので、着ていて苦しいなんてことは皆無。ベルトにちょうど被さるぐらいの絶妙な丈感も良い感じ。
腰巻するのにもちょうどいいボリューム感。厚手のニットだと変に膨らんでバランスが悪くなってしまいますが、これぐらい軽やかなニットだとすんなり馴染みます。
ちなみに残りはホワイトとブラウンが数点づつ。気になるのであればお早めにどうぞ。
ラストを飾るのはリネン×コットンの混紡素材を使ったラグラン袖クルーネック。
やや粗めの7Gで織られているため、こちらも軽やかな印象。(Gとは1インチの間に針が通った回数のこと。7Gだと1インチの間に7本。ローゲージとミドルゲージの中間ぐらいです。)

やや透けるぐらいのザックリ感なので通気性も高いし、リネンの涼やかな風合いも相まってとても気持ちいい。

着用してみるとややゆとりのあるサイジング。ラグラン袖の緩さも相まって、これぞまさにニットソーとでも言うべきコンフォート加減に仕上がっています。
大人の休日にピッタリな一着。気になる方は是非。
恐らく皆さん半信半疑であっただろう“ニットソー”、いかがでしょうか。まぁ快適性をクリアしているのであれば、間違いなくこっちを選びますよね。
小僧みたいにダラリとした着こなしって今の僕らにはナンセンス。
上質なニットでキリッと決めて、大人の余裕ってヤツを見せつけてやりましょう!
DRUMOHR(ドルモア)はこちら
SCAGLIONE(スカリオーネ)はこちら
ZANONE(ザノーネ)はこちら
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edit:minoru mori writer:daigo iima |
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