UPDATE:2018.07.06
Atelier Notify(アトリエ ノティファイ)のデニム3選。
このデニムを穿くことがパリジャンを知る一番の近道。
以前も書いたことがあるんですけど、デニムってお国柄が強く出ますよね。
例えばイギリスだとピタピタのスキニー、アメリカだとバイカー調のゴツめストレート。日本だと…細かなディティール満載のマニアックデニムって感じでしょうか。
じゃあ最も上品なデニムを作る国はどこなのか。そう考えたとき、真っ先に頭に浮かんだのが“フランス”。
着飾るのではなくベーシックなアイテムを長期的に愛用する。つまりデコラティブとは正反対に位置するノームコアなスタイルが主流となっています。そんな考え方を持つ国だから、ジーンズも極めてシンプル。
シンプルってことは卑しさがない。つまりそれって上品であることに等しい。
…話が長々となってしまいましたが、そういうフランスの精神を感じさせるデニムブランドが一つ。今回ご紹介するAtelier Notify(アトリエ ノティファイ)です。
もしかすると「この名前、どこかで聞いたような…」と感じた方もいらっしゃるかと。実はここ、元々は2003年に創業した「ノティファイ」。2年前のAWシーズンからトータルコレクションブランドとしてリボーン、それに伴い名称も変更しました。
そのクラフトマンシップ溢れる仕立てはデビュー当時から素晴らしく、デニムのスペシャリストとしてあっという間に認識される程のレベル。他ブランドからデニムの制作を依頼されることも。
ここまでの実力派ですから、ご紹介する品々も高いクオリティを誇ります。ということで、まずは名刺代わりのインディゴデニム。リジッドに近い質感が洗練された印象です。
先に注意点を一つ。ここのデニム、デザイン的な特徴はほぼありません。強いて言うなら穿き口の右側とバックポケットに付いたトリコロールのタグ、
そしてデフォルメされた赤耳(いや、真っ赤耳?)ぐらいでしょうか。冒頭で軽く触れた通り、徹底的にシンプル。それがこの優雅な雰囲気を生み出しています。
シルエットはスリムなテーパードフィット。ピタピタでもなくユルユルでもない、“中庸に近い細さ”といった具合。派手さはないけど仕立ての良さがしっかりと分かる独特の佇まい。
だからこそ、このタックインとネッカチーフの首巻きという大人っぽい一工夫が映える。ドレスパンツとまでは言いませんが、デニムとは思えないほどのエレガンス、いわゆる“フレンチシック”を感じさせる一本です。
※ちなみにこちら軽めのストレッチ入り。パワーストレッチに比べると運動性はそれほどですが、生地が伸びてしまうなんて惨事は軽減できるハズ。また素材本来の風合いを楽しめるというのも利点。ご参考までに。
もちろんリジッド系以外もラインナップしていますのでご安心あれ。例えばこちらの色落ちデニム。ちなみにシルエット自体は先ほどのワンウォッシュと全く同じ。
実際に誰かが穿き続けていたかのような太もも・膝周辺の褪せ感がグッド。そしてこの絶妙なムラにもご注目。加工とは思えないリアリティには脱帽です。
ちなみに丈感はほぼジャストといったところ。この色味だとイタリアンデニムの想像しがちですが、レングスとシルエットが違うだけでこうも印象が変わります。
レザージャケットという武骨なアイテムとの合わせも程よく男らしさが香る程度に。ウォッシュデニムが欲しいけど、あまり激しいのは嫌だという方にうってつけの一品かと。
そして最後の一本はもちろんホワイトデニム。JEDIAをご覧の皆さんにこのカラーを紹介しないワケにはいきません。ちなみにこちらも上記2本と同じモデル。
個人的にはビジカジでの登用をメインに考えているならば俄然オススメ。なぜなら他のイタリアブランドより若干重いから。あちらはヌケ感足しのボトムスですが、こちらは品を加えるイメージ。
それにヌケ感が欲しくなったとしても、裾をワンロールすれば万事解決。どちらにも対応できる振れ幅を持っています。
もちろんカジュアルスタイルとの兼ね合いも良い具合。デニムシャツと合わせて清々しい色味にしつつ、マルチカラーのスニーカーでアク足し。白デニの中でもトップレベルに汎用性が高い一品です。
今まで数多くのイタリア産デニムブランドを紹介してきた中で、今回のアトリエ ノティファイはわりかし新鮮だったかと。(ファッションに無関心な人にとったらほぼ同じに見えるでしょうけど。)
キチンとした着こなしに遊び心を加える“粋”なイタリアとは違い、ごく普通、いわゆるノームコアを貫き通しているというか。
ちなみにほとんどのパリジャンはトレンドに興味がなく、自分自身に似合うモノという目線で服を選ぶそうです。そう考えると根底にはイタリアンクラシコと同じスタンスが流れている、とも言えるでしょう。
関連NEWS:イタリアらしさのカギを握る、細身の短丈。
イタリア的なニュアンスじゃないジーンズも穿いてみたい、もしくはフレンチシックについて知りたいという方は、まず第一にここのデニムを穿いてみることから始めましょう。
恐らくそれが最良の選択だと思います。
Atelier Notify(アトリエ ノティファイ)はこちら
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例えばイギリスだとピタピタのスキニー、アメリカだとバイカー調のゴツめストレート。日本だと…細かなディティール満載のマニアックデニムって感じでしょうか。
じゃあ最も上品なデニムを作る国はどこなのか。そう考えたとき、真っ先に頭に浮かんだのが“フランス”。
着飾るのではなくベーシックなアイテムを長期的に愛用する。つまりデコラティブとは正反対に位置するノームコアなスタイルが主流となっています。そんな考え方を持つ国だから、ジーンズも極めてシンプル。
シンプルってことは卑しさがない。つまりそれって上品であることに等しい。
…話が長々となってしまいましたが、そういうフランスの精神を感じさせるデニムブランドが一つ。今回ご紹介するAtelier Notify(アトリエ ノティファイ)です。
フレンチシックを体現する名刺代わりの一本。
もしかすると「この名前、どこかで聞いたような…」と感じた方もいらっしゃるかと。実はここ、元々は2003年に創業した「ノティファイ」。2年前のAWシーズンからトータルコレクションブランドとしてリボーン、それに伴い名称も変更しました。
そのクラフトマンシップ溢れる仕立てはデビュー当時から素晴らしく、デニムのスペシャリストとしてあっという間に認識される程のレベル。他ブランドからデニムの制作を依頼されることも。
ここまでの実力派ですから、ご紹介する品々も高いクオリティを誇ります。ということで、まずは名刺代わりのインディゴデニム。リジッドに近い質感が洗練された印象です。
先に注意点を一つ。ここのデニム、デザイン的な特徴はほぼありません。強いて言うなら穿き口の右側とバックポケットに付いたトリコロールのタグ、
そしてデフォルメされた赤耳(いや、真っ赤耳?)ぐらいでしょうか。冒頭で軽く触れた通り、徹底的にシンプル。それがこの優雅な雰囲気を生み出しています。
シルエットはスリムなテーパードフィット。ピタピタでもなくユルユルでもない、“中庸に近い細さ”といった具合。派手さはないけど仕立ての良さがしっかりと分かる独特の佇まい。
だからこそ、このタックインとネッカチーフの首巻きという大人っぽい一工夫が映える。ドレスパンツとまでは言いませんが、デニムとは思えないほどのエレガンス、いわゆる“フレンチシック”を感じさせる一本です。
※ちなみにこちら軽めのストレッチ入り。パワーストレッチに比べると運動性はそれほどですが、生地が伸びてしまうなんて惨事は軽減できるハズ。また素材本来の風合いを楽しめるというのも利点。ご参考までに。
加工モノにも宿るフランス流のエレガンス。
もちろんリジッド系以外もラインナップしていますのでご安心あれ。例えばこちらの色落ちデニム。ちなみにシルエット自体は先ほどのワンウォッシュと全く同じ。
実際に誰かが穿き続けていたかのような太もも・膝周辺の褪せ感がグッド。そしてこの絶妙なムラにもご注目。加工とは思えないリアリティには脱帽です。
ちなみに丈感はほぼジャストといったところ。この色味だとイタリアンデニムの想像しがちですが、レングスとシルエットが違うだけでこうも印象が変わります。
レザージャケットという武骨なアイテムとの合わせも程よく男らしさが香る程度に。ウォッシュデニムが欲しいけど、あまり激しいのは嫌だという方にうってつけの一品かと。
そして最後の一本はもちろんホワイトデニム。JEDIAをご覧の皆さんにこのカラーを紹介しないワケにはいきません。ちなみにこちらも上記2本と同じモデル。
個人的にはビジカジでの登用をメインに考えているならば俄然オススメ。なぜなら他のイタリアブランドより若干重いから。あちらはヌケ感足しのボトムスですが、こちらは品を加えるイメージ。
それにヌケ感が欲しくなったとしても、裾をワンロールすれば万事解決。どちらにも対応できる振れ幅を持っています。
もちろんカジュアルスタイルとの兼ね合いも良い具合。デニムシャツと合わせて清々しい色味にしつつ、マルチカラーのスニーカーでアク足し。白デニの中でもトップレベルに汎用性が高い一品です。
今までとは一味違うアプローチ、是非お楽しみください。
今まで数多くのイタリア産デニムブランドを紹介してきた中で、今回のアトリエ ノティファイはわりかし新鮮だったかと。(ファッションに無関心な人にとったらほぼ同じに見えるでしょうけど。)
キチンとした着こなしに遊び心を加える“粋”なイタリアとは違い、ごく普通、いわゆるノームコアを貫き通しているというか。
ちなみにほとんどのパリジャンはトレンドに興味がなく、自分自身に似合うモノという目線で服を選ぶそうです。そう考えると根底にはイタリアンクラシコと同じスタンスが流れている、とも言えるでしょう。
関連NEWS:イタリアらしさのカギを握る、細身の短丈。
イタリア的なニュアンスじゃないジーンズも穿いてみたい、もしくはフレンチシックについて知りたいという方は、まず第一にここのデニムを穿いてみることから始めましょう。
恐らくそれが最良の選択だと思います。
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edit:minoru mori writer:daigo iima |
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