UPDATE:2019.09.19
モテリーマン養成塾vol.04【ジャーパン:後編】
ここを穿いていない=にわかイタクラ野郎…!?
数年前、我々世代に直撃したジャージパンツブーム。それはそれは衝撃的なアイテムでしたし、恐らく皆さん一度はその手の一本を手に取ったことがあるハズ。
で、その手のアイテムを扱う革新的なブランドとして目されているのがGIAB’S ARCHIVIO(ジャブスアルキヴィオ)だとしたら、今回はGIAB’Sの侵攻を食い止めている伝説的ブランドをご紹介。
察しの良い方は気付いているかもしれませんね。なぜならジャーパンといえばこのブランドというぐらいブームを牽引した火付け役でありトップランナーすから。はい、皆さんお馴染みのSOLIDO(ソリード)です。
※【vol.01】は下記からどうぞ!
ジャージパンツを一気に飛躍させた先駆的存在。
ジャーパンは“超度詰め天竺”から始まった!
この手のパンツにおいて真っ先に名が挙がるブランドといえば間違いなくここ。その偉大な業績は、Jediaにおいて未だにトップクラスの売上を死守し続けていることからも伺い知れます。
ということで一発目は永世定番から。GIAB’Sのパクられ系パンツがシャカウールならば、ここのパクられ系は間違いなく超度詰め天竺。他のどのアイテムとも相性が良い基本の一品です。
SOLIDO(ソリード)/超度詰め天竺 スラックス【K-Weave】
当モデルの特徴はもちろん生地感。限界まで生地を詰めることで圧倒的な伸縮性と品のあるツヤ感を演出しています。またこの手のパンツにありがちな膝抜けが軽減されることも嬉しい限り。
まずは基本のスーチング。LARDINI(ラルディーニ)の紺ジャケを着用し、ここ最近定番と化した組み合わせに。ジャーパンとは思えない美シルエットとツヤがドレス感を強めています。これで穿き心地も快適って…言うことなし!
【基本の紺ジャケスタイル】
ちなみにですが、グレー以外のカラーも良い感じ。なぜならこっちは引き締まった色味なので、普段のジャケパンとしてはもちろん冠婚葬祭でも使えるフォーマル感を持っているから。
【セットアップでフォーマル感を強調】
特にブラックはその傾向が強め。そのまま白シャツを合わせてしまうと逆に堅過ぎるので、デニムシャツぐらいのイージーな生地と混ぜてみるぐらいが◎。
【あえてのデニシャツ合わせ】
カジュアルダウンは超簡単、何を合わせても上手くいくから。例えばEMMETI(エンメティ)のシャツジャケ。「エレガンテ・スポルティーヴォ」な革モノなのでSOLIDOの個性をしっかり受け止めてくれます。
【革シャツで上品&スポーティに】
他にはあえてのグレーカーディガンとか。グレー同士は爺クサくなるので絶対にタブーですが、細身のシュッとしたシルエットだから渋みが増す感じに。立ち襟による伊達オトコ効果もありますけどね。
【立ち襟で伊達オトコ風】
二本目は超度詰め天竺に続く存在、コットンマナード。超度詰めよりもハリ・コシがあり、よりビジネス向きとも言える当モデル。ちなみに今季はストレッチ入りにアップデート。※恐らく当時なら大発明レベルでしょうね。
SOLIDO(ソリード)/コットンマナードストレッチ スラックス【C-Manerd】
まずはONのスーチング風。同素材のジャケットでセットアップにしつつ同系色のタイを締めると…ウールの本気スーツを着ているかのようなピリッとした雰囲気に! さすがコットンマナード、お美しいルックスです。
【まずは手堅いスーチング】
まぁもう少し個性を足したいなら派手なタイでもOK。シルクサテンのツヤ感とランダムピッチのストライプ、そしてスカーフのように広がるセッテピエゲ(七つ折り)なのでキャラ立ちには十二分。
【タイでアクセントを追加】
真冬はそこに同系色のダウンとバッグを合わせてみるのも良いですね。Onスタイルといえど、少しぐらい派手にこなしていきましょう。
【防寒用にアレンジ】
ビジネススーツの置き換えとして使えるってことが分かったところで、次はOFFスタイル。Jediaとしては新たな指針ということで、あえて乱暴な合わせ方を推していこうかと。
例えばまさかの上半身ニット地責め。ニットジャケット&ニットポロの少し粗い生地感という魂胆に果たしてハマるかと心配ですが…ご覧の通り全く問題なし。コットンマナードって実は汎用性も高いんです。
【ニット×ニット:Part1】
こちらは別パターンのニットオンニット。厚手のショールカラーカーディガンにクルーネックと一層カジュアルな合わせにもすんなり。むしろこういう装いに品を与え、大人っぽさを強調してくれます。
【ニット×ニット:Part2】
寒くなればその上からダウン。HERNO(ヘルノ)の定番モデルはカーディガンの裾がちょうど隠れる長さと、絶妙な丈感がナイス。パンツとのバランスとも良い塩梅。ラクに品足し&ドレスダウンと楽しめますし、色々試してみましょう。
【ダウンは丈感が重要】
美脚シルエットだけど穿きやすくてイージー。イタリア人の醸し出す肩の力が抜けた洒落感は、こういうパンツを穿くことで生まれているんです。なんちゃってイタクラ野郎になってしまう前に、本物のパンツを是非。
ここからは番外編。同じジャーパンのくくりですが、GIAB’S ARCHIVIOでもSOLIDOでもないブランドの一品を。CIRCOLO(チルコロ)のジャージスラックスです。実はこれ、どのブランドにも負けず劣らずの手の込みよう。
CIRCOLO(チルコロ)/ノープリーツカシミアタッチ ジャージスラックス
モデル名に“カシミアタッチ”と付いていますが、実際はブランドオリジナルのコットン素材。表面を繊細に起毛させることで、本物顔負けの柔らかくてヌメリのある感触を再現。履き心地はイージー過ぎてスウェットぐらいの感覚です。
既に見せちゃいましたが、穿いた際のシルエットはスリムテーパード。わざとらしさのない適度な先細りなのでドレス感も十二分! 全くジャーパンには見えないのがジャケットに合わせるとより分かります。
【カッチリJKTにも違和感なし】
そして当アイテム、同じ素材のジャケットもあるのでセットアップとして着用することも可能。こうすると本当にスーツみたいに見えますが、しっかりジャージ生地。これで気楽に着用できるってかなり嬉しいでしょ。
【セットアップでフォーマル感を倍増し】
上級者はあえての色違いなんて挑戦してはいかがでしょう。まぁ素材が同じなので配色さえ気を付けると違和感なくまとまります。
【同じ素材だと馴染みが良い】
続いてはカジュアルダウン。鮮やかなイエローニットと難易度高めのアイテムもすんなり。落ち着きあるネイビー&カシミアタッチの優しい質感と懐の深い組み合わせなので、大体のアイテムと相性抜群!
【素材感と色味の妙】
ハイネックニットを合わせて伊達オトコっぽさを演出しつつボリューミーなダウンで防寒対策。しっかり上品顔のスラックスに見えたかと思えば合わせ方次第でイージー顔のジャーパン風にも。こういうパンツ、なかなかレア。
【伊達オトコの証、ハイネックと】
GIAB’SもSOLIDOも持っているジャーパン慣れしている方なら、3ブランド目にCIRCOLOに挑戦してみてはいかがでしょうか。
※【vol.01】は下記からどうぞ!
ジャージパンツを一気に飛躍させた先駆的存在。
Edit&Write By Daigo Iima
で、その手のアイテムを扱う革新的なブランドとして目されているのがGIAB’S ARCHIVIO(ジャブスアルキヴィオ)だとしたら、今回はGIAB’Sの侵攻を食い止めている伝説的ブランドをご紹介。
察しの良い方は気付いているかもしれませんね。なぜならジャーパンといえばこのブランドというぐらいブームを牽引した火付け役でありトップランナーすから。はい、皆さんお馴染みのSOLIDO(ソリード)です。
※【vol.01】は下記からどうぞ!
ジャージパンツを一気に飛躍させた先駆的存在。
ジャーパンは“超度詰め天竺”から始まった!
この手のパンツにおいて真っ先に名が挙がるブランドといえば間違いなくここ。その偉大な業績は、Jediaにおいて未だにトップクラスの売上を死守し続けていることからも伺い知れます。
ということで一発目は永世定番から。GIAB’Sのパクられ系パンツがシャカウールならば、ここのパクられ系は間違いなく超度詰め天竺。他のどのアイテムとも相性が良い基本の一品です。
SOLIDO(ソリード)/超度詰め天竺 スラックス【K-Weave】
当モデルの特徴はもちろん生地感。限界まで生地を詰めることで圧倒的な伸縮性と品のあるツヤ感を演出しています。またこの手のパンツにありがちな膝抜けが軽減されることも嬉しい限り。
まずは基本のスーチング。LARDINI(ラルディーニ)の紺ジャケを着用し、ここ最近定番と化した組み合わせに。ジャーパンとは思えない美シルエットとツヤがドレス感を強めています。これで穿き心地も快適って…言うことなし!
【基本の紺ジャケスタイル】
ちなみにですが、グレー以外のカラーも良い感じ。なぜならこっちは引き締まった色味なので、普段のジャケパンとしてはもちろん冠婚葬祭でも使えるフォーマル感を持っているから。
【セットアップでフォーマル感を強調】
特にブラックはその傾向が強め。そのまま白シャツを合わせてしまうと逆に堅過ぎるので、デニムシャツぐらいのイージーな生地と混ぜてみるぐらいが◎。
【あえてのデニシャツ合わせ】
カジュアルダウンは超簡単、何を合わせても上手くいくから。例えばEMMETI(エンメティ)のシャツジャケ。「エレガンテ・スポルティーヴォ」な革モノなのでSOLIDOの個性をしっかり受け止めてくれます。
【革シャツで上品&スポーティに】
他にはあえてのグレーカーディガンとか。グレー同士は爺クサくなるので絶対にタブーですが、細身のシュッとしたシルエットだから渋みが増す感じに。立ち襟による伊達オトコ効果もありますけどね。
【立ち襟で伊達オトコ風】
今年のコットンマナードは、あえての崩しで。
二本目は超度詰め天竺に続く存在、コットンマナード。超度詰めよりもハリ・コシがあり、よりビジネス向きとも言える当モデル。ちなみに今季はストレッチ入りにアップデート。※恐らく当時なら大発明レベルでしょうね。
SOLIDO(ソリード)/コットンマナードストレッチ スラックス【C-Manerd】
まずはONのスーチング風。同素材のジャケットでセットアップにしつつ同系色のタイを締めると…ウールの本気スーツを着ているかのようなピリッとした雰囲気に! さすがコットンマナード、お美しいルックスです。
【まずは手堅いスーチング】
まぁもう少し個性を足したいなら派手なタイでもOK。シルクサテンのツヤ感とランダムピッチのストライプ、そしてスカーフのように広がるセッテピエゲ(七つ折り)なのでキャラ立ちには十二分。
【タイでアクセントを追加】
真冬はそこに同系色のダウンとバッグを合わせてみるのも良いですね。Onスタイルといえど、少しぐらい派手にこなしていきましょう。
【防寒用にアレンジ】
ビジネススーツの置き換えとして使えるってことが分かったところで、次はOFFスタイル。Jediaとしては新たな指針ということで、あえて乱暴な合わせ方を推していこうかと。
例えばまさかの上半身ニット地責め。ニットジャケット&ニットポロの少し粗い生地感という魂胆に果たしてハマるかと心配ですが…ご覧の通り全く問題なし。コットンマナードって実は汎用性も高いんです。
【ニット×ニット:Part1】
こちらは別パターンのニットオンニット。厚手のショールカラーカーディガンにクルーネックと一層カジュアルな合わせにもすんなり。むしろこういう装いに品を与え、大人っぽさを強調してくれます。
【ニット×ニット:Part2】
寒くなればその上からダウン。HERNO(ヘルノ)の定番モデルはカーディガンの裾がちょうど隠れる長さと、絶妙な丈感がナイス。パンツとのバランスとも良い塩梅。ラクに品足し&ドレスダウンと楽しめますし、色々試してみましょう。
【ダウンは丈感が重要】
美脚シルエットだけど穿きやすくてイージー。イタリア人の醸し出す肩の力が抜けた洒落感は、こういうパンツを穿くことで生まれているんです。なんちゃってイタクラ野郎になってしまう前に、本物のパンツを是非。
クリーンな印象を逆手に取る。
ここからは番外編。同じジャーパンのくくりですが、GIAB’S ARCHIVIOでもSOLIDOでもないブランドの一品を。CIRCOLO(チルコロ)のジャージスラックスです。実はこれ、どのブランドにも負けず劣らずの手の込みよう。
CIRCOLO(チルコロ)/ノープリーツカシミアタッチ ジャージスラックス
モデル名に“カシミアタッチ”と付いていますが、実際はブランドオリジナルのコットン素材。表面を繊細に起毛させることで、本物顔負けの柔らかくてヌメリのある感触を再現。履き心地はイージー過ぎてスウェットぐらいの感覚です。
既に見せちゃいましたが、穿いた際のシルエットはスリムテーパード。わざとらしさのない適度な先細りなのでドレス感も十二分! 全くジャーパンには見えないのがジャケットに合わせるとより分かります。
【カッチリJKTにも違和感なし】
そして当アイテム、同じ素材のジャケットもあるのでセットアップとして着用することも可能。こうすると本当にスーツみたいに見えますが、しっかりジャージ生地。これで気楽に着用できるってかなり嬉しいでしょ。
【セットアップでフォーマル感を倍増し】
上級者はあえての色違いなんて挑戦してはいかがでしょう。まぁ素材が同じなので配色さえ気を付けると違和感なくまとまります。
【同じ素材だと馴染みが良い】
続いてはカジュアルダウン。鮮やかなイエローニットと難易度高めのアイテムもすんなり。落ち着きあるネイビー&カシミアタッチの優しい質感と懐の深い組み合わせなので、大体のアイテムと相性抜群!
【素材感と色味の妙】
ハイネックニットを合わせて伊達オトコっぽさを演出しつつボリューミーなダウンで防寒対策。しっかり上品顔のスラックスに見えたかと思えば合わせ方次第でイージー顔のジャーパン風にも。こういうパンツ、なかなかレア。
【伊達オトコの証、ハイネックと】
GIAB’SもSOLIDOも持っているジャーパン慣れしている方なら、3ブランド目にCIRCOLOに挑戦してみてはいかがでしょうか。
※【vol.01】は下記からどうぞ!
ジャージパンツを一気に飛躍させた先駆的存在。
SOLIDO(ソリード)
イタリアと日本でグローバルに展開するパンツ専業ブランド。
CIRCOLO(チルコロ)
イタリアのバレッタに本社を構えるテキスタイルカンパニー、S.G.L社が展開する高品質で革新的な洗練されたブランド
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